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2006.06.26

格闘ブームの原点

「誰か俺にチャレンジする東洋人はいないか?100万ドル用意する」

Ariinokityousenn

カリスマ的な存在だったボクサーのその発言に、ある日本人プロレスラーが名乗りをあげた。


「だったら俺の挑戦を受けろ」と来日中のそのボクサーに挑戦状を叩き付けた。


が、ボクサー側のマネージャーは否定。そのボクサーはビックマウスで有名で、誰もが彼の発言をまともにうけていなかったから、だ。

Arisyasin


そのプロレスラーは執拗にそのボクサーを追っかける。英語のパンフをつくり「逃げるな」とやったり、マスコミをつかって対戦を迫った。


それから1年と数カ月。

Ari_inoki


アントニオ猪木VSモハメッド・アリ(ボクシング世界チャンピオン)が日本武道館で実現する。今ではちょっと路線がずれてしまった(?)アントニオ猪木さんが一番輝いてた頃の話、だ。


K-1やPRIDEだとかの格闘技が盛んな昨今であれば、異種格闘技もそうそうめづらしいことではない。昔だったら実現しないようなカードがゴロゴロと実現している。


けど、もともとの異種格闘技のルーツをたどるとこの猪木VSアリ、であることに異論はないだろう。


興行のスケールの大きさといい、話題性といい、モハメッド・アリという稀代のボクサーをひっつぱり出した、という点といい、格闘ファンの魂をゆさぶった点といい、この試合を越えるものはないんじゃないか、と僕は考えている。


当時、小学1年生の僕は土曜日のお昼にテレビを見た記憶がある。


マットに寝そべって戦えない猪木さんに、言葉で挑発するだけのアリ。正直、試合は面白くなく、試合後は「世紀の凡戦」と散々と叩かれた。(後年、猪木さんはルールでがんじがらめになっていたと知った。)


が、考えてもみたい。


「あの時代、まじめにボクサーと戦うことを考えたレスラーがどれだけいたのか?」と。


当時の猪木さんは、なんと33歳!!(自身のプロレス団体をたちあげたのが29歳)


今の僕より若いわけだ・・・


今の格闘技ブームの中で猪木さんのいちづけは非常に微妙だけど、かつては凄いレスラーだったんだ。ちょっとその事実だけを伝えたくて今日のブログをかきました。


今日、6月26日は猪木VSアリからちょうど30年。


追加
モハメッド・アリはその後、パーキンソン病にかかり身体が不自由になりますが、アトランタオリンピックの最終聖火ランナーとして登場しました。「King Of KINGS(王者の中の王者)」-まさにその呼称が相応しいボクサーでした。


ちなみに、猪木さんの入場テーマ「猪木ボンバイエ」は、アリを讃える「アリ、ボンバイエ」という歌をアリがプレゼントしたそうです。


はたまた、パキスタンあたりでは「アリと戦った男」ということで、猪木さんはかなり有名だとか。一度いって確かめたいのですがパキスタンはまだ縁がありません。


June 26, 2006 |

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Comments

しんなめこさん コメントありがとうございます!9月のイベントは、猪木さんの娘とアリの娘(現役ボクサー)が戦う、なんて報道がなされてました。まあゴシップ記事なのかもしれませんが、こういう記事が話題つくりのためにであっても、ごくごく普通に露出することに違和感を感じるのは僕だけでしょうか??かつては格闘技マスコミ人も、情報を受け取るファンも、もっともっと純粋にリング上の勝負に酔っていたと思うんですが・・・。リング下のスキャンダラスで試合を盛り上げる、という手法をよく使ったのが猪木さんでした。それが、悪い形で一人歩きしている、と思います。だから、いまのプロレスはみたくないんですね。

Posted by: 大塚和彦 | Jul 7, 2006, 9:13:14 AM

アリの試合に比べると、どれも二番煎じの感がするものな。良くも悪くも猪木を越えるレスラーは存在しないな。9月に猪木VSアリの30周年イベントがあるとか聞いたが、何をするんだろう?

Posted by: しんなめこ | Jul 5, 2006, 2:29:36 PM

さんびれっじさん コメントありがとうございます!NHKがニュースでプロレスをやったんですよね。それはセンセーショナルなできごとでしたよ。レスラとボクサーが戦うと、ああいう形(レスラーが寝てしまう)にならざるを得ないかもしれませんね。今の、テレビに迎合した「異種格闘技」では絶対にみれない一戦です。■デイトンの試合がみごたえあったというのはかなりのマニア度ですねえ〜(笑)首吊りのパフォーマンスをやったんでしたよね。バックドロップで撃沈したんでしたっけ??猪木さんの深さを体感してしまうと今の格闘家が浅くてあまり見る気がしないんですね。強さではいくらでも強い格闘家はいるでしょうけどね。このあたりの話はしだすととまりませんので、またゆっくりと時間のある時にでも(笑)

Posted by: 大塚和彦 | Jun 26, 2006, 11:52:11 PM

30年ですか、私は中学生でした。リアルタイムでテレビで見たアリ戦、当時でリングサイドが30万円だったかな?とにかく世紀の一戦でしたね。夜の短いNEWSでもスチール写真で伝えられていました。私ももっと壮絶な試合で猪木さんの勝ちを願いましたが分けちゃって残念だったのを覚えてます。でも今思えばあの対戦スタイルは今のPRIDEでも絶対見ることの出来る究極の基本形なのかな?あの試合以降モンスターマン、ルスカ、ミスターX、ウェップナー戦なんてのがあったけど個人的にはデイトンとウィリアムの試合が見ごたえがあってもう一度見てみたいと思う。・・・確かに30年経っても印象深い「絵」を想像した猪木さんはスゴいと思います。また大塚社長の熱いその辺の話を聞かせてくださいね。

Posted by: さんびれっじ | Jun 26, 2006, 7:40:09 PM

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