先達から受けた恩は次の世代に返す
来月から僕の母校から学生のインターンがくることになった。
男性1人、女性1人 それぞれ2週間だ。
先日、「将来的に新卒採用をしたい」と思って母校の就職課を訪れた時に、たまたまインターン制度の話を聞いた。
こういった制度は大企業の専売特許(?)だと思っていたが、いえいえ、中小企業でも積極的に受け入れている会社があるらしい。
僕は、話を聞いているその場で受け入れを決心した。
「先輩から受けた恩は次の世代に返す」
僕らはさまざまな先達の影響を受けて人生を生きてきた。もし仮に、それらを恩に感じているのであれば、恩返しをするのは次の世代にではないか、と僕は考えている。
世代から世代へ、それが善の循環を生み出していく。きっと、僕らが恩を受けた先達も、かつてはどこかで誰かの影響を受けてきたのだろうからね。
僕は大学時代の部活(キックボクシング)に大きな影響を受けた。いろんなことを学ばせていただいた。
社会に出る、ということが漠然としていたあの頃、社会人として活躍しているOBの存在や体験話が僕を勇気づけた。働くってのは大変なことばかりじゃない、ってメッセージを尊敬するOBなどから僕は受けとった。
そんなご恩を返すのは、後輩であり部下であり若い世代の人たちに対してだ。
インターン制度の応募概要に「僕のブログを見てピン!と来た人」と書いておいたのだが、このブログを読んで応募してきたのならなかなかセンスがいい(?)、と僕は思う。
学生が接する「社会に出る」ってメディアなどの情報は、とかく「大変だ」「厳しい」って側面で語られることが多いように思う。そういう情報を流しておいた方が採用業界は潤うし、企業の担当者だって大上段(?)から学生に接することができるしね。
確かに、その側面がないといったら嘘になる。
けど、働いて社会にでるってことは、なりたい自分になるための手段のひとつ、なのだ。そんなことが「大変」で「厳しい」だけであるはずがない。
数ある会社からうちを選んでもらった人への敬意として、そんな一端を感じてもらえたらいいかな、と個人的には思うのだ。
July 13, 2007 | Permalink
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