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2008.02.19

社会人における「空白の期間」の考え方について

インドの片田舎で「日本に帰って就職しよう」と思ったのは、28歳の時でした。


日本に帰って病気(インドで細菌をもらってました)を治し、履歴書を書いてごく普通に就職活動しました。


「皆が働いている時に、俺は一時停車しよう」って考えて長い旅にでたのですが、いざ就職するとなると2年ほどのブランクが妙に気になりました。


当事(今も、かしら?)の風潮として「会社を辞めてから3ヶ月以内に転職しないと条件が悪くなる」みたいな感じがあったからです。


面接を受けるにあたって空白の2年間については、「海外にいって勉強をしていた」だとかの言い訳を考えようと思いました。


けど、すぐに面倒になりました。いずれ、ボロがでることが明らかだからです。


いくつか面接を受けると「履歴書には残らない2年間」に関していろいろと聞かれます。「旅にいっていろんな経験をしました」と話をしても、面接官に伝わってるのだか伝わってないのだか分からないような感覚がありました。


訳のわからない面接官に細かい話も聞かれないで「そりゃ現実逃避だね」とかいわれたこともあります。


僕は面接が終わった後、「カンボジアの青い空も知らねえ奴にいわれたくねえ」と文句をいいました。(もちろん心の中でです。)旅=現実逃避、ってステレオタイプの考え方をする面接官がいる会社なんてこちらからお断りです。


結局、「へええ~空白の2年間に旅してたの!!そういう人の方が仕事がんばるんだよねええ」って面接官がいた会社に就職することになりました。


いろんな顛末から、僕はここ10年くらい採用面接を行う側になりました。実感覚として、5~6年前と比べると「空白の期間」(仕事をしていない時期)がある人が増えたように思います。


正直、1年や2年のブランクがある人を採用するのはリスキーです。なぜかというと、ビジネスは日々の積み重ねによって「ビジネス筋力」が鍛えられる、といった性質があるからです。


筋トレを毎日行っていた人が筋トレをやめると一ヶ月程度で元にもどってしまうのと同様、考える力、発想する力、嫌いな人とコミュニケーションをとる力、考えを文章にまとめる力・・・・・これらは使っていないと退化してしまうからです。


では、ブランクがある人の再就職はどうするか?


まずは、ブランクに関して蓋をしないことです。


「しばらくボーっとしたかった」「何をしていいか分からなかったのでとりあえず辞めた」「資格の試験を受けようと思ったが、途中でやる気がなくなった」「働いているのがバカらしくなった」・・・・・・


など、素の自分をオープンにすることだと僕は思います。


その上で、素の自分の話を少なくともまともに聞いてもらえる会社(面接官)を見つけることだと思います。


僕は自分の人生を肯定的にとらえている人が好きです。


空白の時間に蓋をするような生き様は、たとえ就職するための処世術だと分かっていてもすべきではない、というのが僕の美意識です。


その上で、働くことになったら「人が働いている時期に働いていなかったんだから、人並み以上にがんばらんと」と思ってビジネス筋力を復活させられるようにやっていけば道はガシガシ開ける、って思います。


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February 19, 2008 |

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