「支払いができない局面」にどう向かうか
創業1年目、100万円近くの売掛金が飛ぶ事故がありました。
創業社長が亡くなり、新しい経営陣が二転三転し、会社の方向性に一貫性がなくなり、無謀ともいえる販売促進をかけた上の倒産でした。(あくまでも私の見方です)
以後、お金をめぐってのトラブルとまったく無縁であった訳ではありません。
内容証明、支払督促、資産調査、銀行口座の差し押さえ、裁判への出廷・・・・
ほとんどのビジネスマンが無縁であろうこれらのこと。これらを当事者として体験する中で僕にいくつかの確信ができました。
「日本では、『支払うお金がない』という権利(?)が思うほか認められている」ということです。
「支払いができない」といってすぐに事業ができなくなることはありません。ましてや、倒産するなんてことはありません。(手形を切ってる場合は別でしょうけど)
裁判所がすぐに差し押さえをすることも、銀行の口座がいきなり凍結されることもありません。
給料が支払えなくなって従業員が離れていったり、取引業者に支払いができなくなって仕入れや外注ができなくなったりする。そんなことさえ覚悟してしまえば、事業は継続していけるのが日本の現状、です。
で、実際にそういう覚悟(?)を選択する経営者もいます。
で、周囲にその迷惑がかかります。
最近、再びお金をめぐってのトラブルが発生しました。毎月、数百件もの方とお取引をしていれば仕方ないもの、なのかもしれません。
誤解を恐れずにいえば、経営をしていれば「支払うお金がない」なんて局面に直面するケースがあることくらいは知っています。
資金繰りがつまづいたり、投資資金の回収が遅れたり、予定していた入金がなかったり・・・・
そんなシビアな局面に直面した時に、「経営者が経営者たりえるか問われている」と僕は思います。
僕だったら「支払いができない」ってことに直面したら、とりあえず支払いできない会社の代表や担当者に誤りにいきます。で、1万円でも2万円でも払える算段を一緒に考えてもらいます。
お金には、「さまざまなエネルギーがついている」と僕は解釈しています。
支払うべきお金をそのままにしておく、ということは激しいマイナスのエネルギーが取り巻いてしまう、と僕は思っています。
けど、「支払えない局面」なりの作法は存在すると思っています。その作法は経営者によりけりでしょうけどね。
「支払えない局面」のきっちりとした対応をしたことにより、大きな信頼を気づくことも可能だとも思います。
僕は創業以来、支払いに関してはきちっとやってきたつもりです。けど、明日はわが身かもしれませんので、経営者の誠意にはできるだけお答えしたいとは思ってます。
↓自分もたまにしか押してませんが、押すとランクがあがります
人気blogランキングへ
追記
「捨てると何かが舞い込んでくる」という僕の好きな考え方に従うと「支払いがないのだからすっぱりとそのことは諦めて捨てる」って考え方もできると思います。(実際に、すっぱりと諦めたことにより、新しい展開が開けた経験もしています)
けど、「支払えないから支払わない」ということを認めるということは、当社のほとんどのお客様に対して間接的に不義理をしていることになると考えています。
なので、自分ができる打ち手はすべて打つのが僕の美意識です。
March 6, 2008 in プチ経営の哲学 | Permalink
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41436/40392396
Listed below are links to weblogs that reference 「支払いができない局面」にどう向かうか:
有限会社ヴィジョナリー・カンパニー 大塚和彦



Comments