« 空気を読む、って空気について | Main | 週末からタイにいきます »

2008.05.21

先々の不安への対処や現実をみつめるだとか、について

経営者の大事な仕事のひとつは「現実をみつめること」だということは何回か書いた。


日々起こるいろんな問題に対して徹底的に「今起きている現実をみつめること」だけにフォーカスする


文字で書くのは簡単だが、実行するのはなかなか容易ではない。


たとえば、現実をみつめているとひとつの欲望が頭をもたげてくる。


「この現実がこう推移して、こう展開して、こういう流れになって•••って将来起こるできごとを勝手に想像してしまいたくなる」欲望、だ。


一見すると、将来のことをちゃんと考えているような気がする。それが現実を見つめていることなのだ、といわれれば確かにそんなようにも感じてしまう。


けど、僕はこうした欲望が人間の精神や日々の現実をきちんと見つめるエネルギーをそいでいるような気がしてならない。結局のところ、起こるかもわからないできごとに腹を痛めるのなら、「今できる最大限のこと」にたんたんと着手した方がエネルギーの無駄づかいもしなくてすむ。


これから先に起こるだろうできごとを想像したり、予測したりするのは「現実をみつめる」って作業を十分に行ってから、だと思う。


こと、僕の場合は「現実をみつめる」作業をおこなうと、だいたいのできごとは想像したり、予想したりするのがナンセンスな問題へと姿を変えていく。


口にするのは難しいが「現実をみつめる」って作業にはそれ自体にすごい力があるのだな、と最近痛感する局面が多いのを感じている。


追記
僕らが育った社会は多くの場合、学生時代は「進学するために」を考え、進学したら「就職するために」を考えるような構造になっています。


こうした構造が、先々のことを考える人を大量生産していったのかもしれませんね。


かくいう僕も先々のことを考えるのが好きでした。(ってか今でも好きです)


けど、優秀な経営者やアスリートの本を読むとこの考えはよくないのかな、と思うようになってきました。


未来は現在の延長線の中でしか展開していかないのですから、「今できる最大限のこと」に力を費やすのが究極的な不確実な未来への対応策なんだな、と。


松井もイチローも確かこんなようなことを口にしていた、と思います。体が資本のプロ野球選手の抱える将来への不安は僕らの想像を絶していると思います。そんな人の言葉だけに説得力があるな、と。

May 21, 2008 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 先々の不安への対処や現実をみつめるだとか、について:

Comments

Post a comment