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2008.06.27

求人募集の広告からこのブログへこられた方へ

数ある求人企業の中から当サイトにお越しいただきありがとうございます。


日本に数百万存在する会社の中から、たまたま貴方の人生と私の人生とがシンクロした瞬間です。


まずはその偶然(必然?)に感謝したいと思います。

このブログでは経営者である私の仕事に対する考え方やその背景を思いつくまま書いています。


共感であれ、共鳴であれ、批判であれ、納得であれ


何らかの感情を持っていただければ幸いです。(逆に、何も感じないという方は応募をご遠慮いただいた方が無難だと思います。)


「就転職活動を間違えないためにどうしたらいいのか?」とよく聞かれるのですが、一番は自分自身の考え方や価値観なりが所属する会社の経営者と比較的合っているかどうかが大事だと思います。


どんなに魅力的な会社だって、どんなにやりがいのある仕事だって、会社という存在が経営者の思いが形になったもの、という側面がある以上は根本的な価値観に大きな相違があってはならないと思います。


そのために経営者の側からは、自分の仕事に対する考え方を開示してこと。


応募する側からは、面接や企業研究を通じて自分の価値観と照らし合わせていくこと。


その作業が必要だと思います。


就転職はしんどいことの連続かもしれません。


けど、いろんな会社の価値観(私は美意識と呼ばせていただいています)を感じ取ることができるいい機会だとも思います。


これからの職業人が明確にしなくてはいけないのは「こんな仕事がしたい」ということだけではありません。「こんな考え方で働きたい」を自分なりに打ち立てていかないといろんな情報の渦の中で自分の立ち位置が盤石になっていきません。


転就職活動を通じて、皆さんが自分なりの美意識を明確にできるよう。


その中で、当社とご縁があればそれぞれにとって幸いなことだと思います。


June 27, 2008 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2008.06.20

起業家に経理の知識は必要、か?

「会社を創業したいが、経理の知識はどの程度必要と思うか?」


という質問をいただきました。


これに対する僕の回答は、「簿記や決算書の読み方など、知っているに越したことはないが、創業時はそんな時間があれば売上に結びつくことに時間を使った方がいい」です。

僕は簿記の2級を持っています。けど、ほとんど忘れてます。


けど、会社の経営を行っていく上で、さほど不自由を感じたことはありません。(実際は、不自由さに気がついていないだけかもしれませんが)


そうはいっても会社の数字には無関心ではありません。


むしろ、会社の数字をたびたび頭にいれています。それは決算書、といった税金を支払うための資料などではなく「日々の会社の実態をリアルに表す指標」としての数字です。


管理している項目は以下です。


1)月度の受注粗利額
粗利ベースでいくら稼いでいるかを日々計算しています。その数字を従業員数で割り、一人当たりの労働生産性(一人あたりが稼いでいる粗利益額)をつかみます。


2)月末の現預金の金額
今月末の時点で、流動性がある資金が会社にいくらあるのかを計算します。理想は3ヶ月先くらいまでの予想をたてることなのでしょうが、そこまではまだいってません。


3)支払い請求書の金額
全ての請求書に目を通します。「いきなり増えている」「どんどんと減っている」などの兆候がないかを体で感じます。電話料金、宅急便の料金、事務用品の購入額なども全てです。


4)融資残高及び自宅にある資産の金額
銀行、信用金庫からの融資残高をつかみます。更には、自分がいただいている給料の中から「会社に何かあった時に貯めておく資金」として手つかずのお金の総額をつかんでおきます。ここを貯めておかないと中小企業の内部留保などなかなかできやしません。


5)月々の事務所運営コスト
人件費、事務所家賃、通信費、保険料•••売上がなくても最低限度かかる金額をつかみます。その上で、2)で計算した月末の現預金の金額で割ります。すると、最悪売上が無くなっても会社が何か月食べていけるのかが分かります。この指標をつかんでおきます。


会社の経理に関しては、経営者の性格がとても出やすい部分だと思います。


印鑑から通帳から全て経理担当者にお任せの経営者がいると思えば、何から何まで自分でやらないと気がすまない経営者がいます。


僕は、原則的に印鑑以外の管理はやってもらいますが、上記数字のチェックだけはどんなに会社の規模がでかくなっても自分でつかんでいようと思ってます。


会社がおかれている現状、会社をとりまいている兆候


そんなものをつかむには決算書だとかを見るよりも、こうしたリアルな数字じゃないか、と思っています。


経理の専門知識を持つ勉強をするよりも、会社経営者はこうした部分に対してこだわる姿勢の方が大事だと思うのです。


追記
最近、日経ベンチャーでとりあげられた某優良企業の社長が行っていた数字の管理方法が自分と似ていたのにとても自信をつけられました。


偉そうに書きましたが、まったく僕のオリジナルのノウハウではありませんのであしからず。

June 20, 2008 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2008.06.17

中間決算がありました

中間決算の報告がありました。早いもので第8期になります。


売上で160%。昨年の同期時は売上減少要因があったとはいえ、よい数字が出せたと思います。


もちろん、在庫が増えたり、人件費がアップしたり、事務所の家賃はアップしてますので、売上即利益ではないですけどね。

決算書は「企業が行った事業に関しての通信簿」みたいなものだと思います。


クライアントから支持されればいい数字になるでしょうし、支持されなければ悪い数字になる。


ごくごくシンプルな世界です。


なので、「来期の決算は○○パーセントアップを目指す」という発想は本末転倒の極みだとおもってます。


「現在の自分が、会社がクライアントやマーケットに対してできることは何か?」を日々考えていれば決算書もそれに応じてついてくるものだと思ってます。


だから、銀行さんなどから「来期の売上目標は?」と聞かれるたびに「目標はないんです」と答えています。


昔は「目標がない」、ということに一抹の後ろめたさ(?)がありました。


最近は、「目標がない」、ということは素晴らしいと思うようになっています。


株式を上場したりするのならともかく、売上目標などをたてて社内を鼓舞するようなやりかたはどうも僕の感性にはあいません。


といっても、最低限度この売上を下回ったらまずい、というラインは自分なりに決めていて、そんな局面になったら会社の内外に危機意識をもってもらうようにするかもしれないですけどね。


けどそんな局面であっても立ち返るところは「クライアントやマーケットに向き合っているか否か」の自省になると思いますが••。

June 17, 2008 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2008.06.16

頑張る、って言葉について考える

「頑張る」って言葉をうかつに使えないような空気が蔓延しているような気がする。


子供の頃、梶原マンガ(※梶原一騎のスポ根ものマンガ。努力、根性が美徳とされる)で育ったので、僕は「がんばる」という言葉をごくごく普通に使うし、「がんばれ」と他人にいわれても精神的にしんどくなることはあまりない。


けど、他人から相談を受けたときに多くの場合、「がんばれ」ってアドバイスをしてもどうしようもないことも知識として、また体験的に知っている。

「がんばれ」を軸にした世代間の共通言語の不在、これが職場のミスコミュニケーションを生み出しているといったら言い過ぎか。


以前、ワタミの社長の講演会にいった時に「独立して成功する要因は何ですか?」という質問を受けた渡邊社長が「うーん、死ぬほど頑張るのは成功要因でも何でもないしな・・・・」と独り言のようにつぶやいたのがとても印象深かった。


めいいっぱい「頑張った」上であとの結果は運や天に任せる、ってことなのだと僕なりに理解をした。


僕はそんな言葉に一抹の疑問もいだかないし、自分もかくありたい、と思う。


僕は、「頑張っても結果がついていかない」「なかなか運が開けていかない」っていうのは、どこかしらに「驕り」や「努力不足」や「正しい努力をしていない」などの、自分の問題が内在されていると思っている。(こと、自分の場合ですね)


精神論みたいに聞こえると嫌だが、問題が起きた時に徹底的な早起きをして、長時間労働を自分に課せば、理屈抜きに問題が解決に向かったりすることもあることも知ってるし。(これも自分の場合は、ということです)


だから一つの美意識として「こんなに頑張ってるんですから」って言葉だけはこと自分に対しては使わないようにしたいと思っている。(くどいようですが、自分の場合は、です)


けど、他人が同様のテーマで悩む時にどうアドバイスしたらいいのか、が非常に悩む問題だ。


「頑張ってる人に頑張ってねといわない」のはセラピーやカウンセリングの基本、だと聞いた。


けど、自分自身が「とりあえず闇雲にがんばる」ってやり方をしてきた世代(もちろん、僕も含めてです)が、「頑張る」って切り口がなしに相談に乗れるのかな、とも思う。


小説読んだり、映画を見たり、歴史を勉強したり


最終的には人間力、なんでしょうけどね。


これからこの手の問題は中小企業でもどんどんと噴出してくるかな、と。


追記
創業して2年目の頃、あるセラピストの方と仕事についての話をしたことがあります。


その方は「頑張るだけじゃ道は開けない」みたいなことをあるインタビューでいわれてたので、「とにかく頑張ってれば道は開けると思ってますが、それでも頑張るってのはダメなんですか?」と。


ちょっと考えてから「ううん、いいと思うわ。けど、いつかそのやり方が通用しなくなったら、どこか別の問題があるかもしれない、って立ち止まるってセンスが必要かもね」と。


当時の僕はよく分かりませんでしたが、後年、頑張るだけじゃ通用しなくなることは実際にでてきました。というより、頑張れば頑張るだけダメになっていく展開もあったりしました。


立ち止まるセンス、ってのも大事ですね。


けど、そんなことに気がついたの「頑張った」から感じたことなんですよね。

June 16, 2008 | | Comments (2) | TrackBack (0)

2008.06.13

経営者は孤独だ、ってことに対してのプチ考察

中小企業の経営者の精神力を摩耗させることの一つに、「社員さんの退職」という問題があります。


新しい人を採用するためにコストがかかりますし、面接なりスカウトなりをしないといけません。業務の引き継ぎに関して考えないといけませんし、業務分掌を見直す必要もでてきたりします。


今までは「だいたいこんな感じ」って伝えてればよかった業務が、ひとつひとつ説明をしなくてはならなくなったりします。


けど、僕の場合はそんなのは表層的な問題です。


仕事を教えたりするのは経営者の大事な仕事ですし、業務の見直しをすることは、今までの業務を見直すいいチャンスでもあります。新しい方との面接は刺激がありますし、仕事を振る時のもどかしさのようなものも多くの場合は時の経過が勝手に解決してくれます。


精神的にダメージがくるのは「なんだ、自分がこれからやっていくことに協力してくれないんだ」といったような寂しさ、のようなものでしょうかね。


いままで社員さんがやめていく理由にはいろいろとありました、


「海外に住みたい」「ワーキングホリデーに行きたい」といって海外にいってしまった人がいました。「結婚を機に」といった人がいました。「自分で商売をしたい」といってフリーとして独立した人もいますし、「新しい職業に就きたい」といってやめた人もいます。


お取引先に転職していった人もいましたし、ある日いきなり会社にこなくなった人もいました。


それら一つ一つの本当の本当に理由なぞ、会社の代表者としての立場の僕には分かりません。


こちらから「何でだ!?」といって必要以上に問いつめたりする気持ちもさらさらありません。そもそも、行動を起こす理由なぞ様々な要因がかかわっているでしょうからね。


けど、どのパターンであっても「自分の人生は自分で決めていく」ってことに対して肯定的にとらえたい気持ちがある裏腹、一抹の寂しさがあったりするのです。


よく、「経営者は孤独だ」みたいなことをいう人がいます。


僕は、この言葉が「社員さんには経営者の気持ちが分かんねえだろ」って語感があるような気がしてあまり好きではないのですが、こと「人が辞める」って局面になると「やっぱそういうものなのだな」って思ったりします。


「退職するのが前提」といった会社にシフトしてしまえば、寂しさのようなものは感じない(感じにくい?)のかもしれませんが、こんな会社は僕自身の美意識に大きくひっかかります。


将来的にも「社員さん退社の際に寂しさのようなものを感じる」って会社であり、個人でありたいとは思ってます。


追記
今日から関西に出張です。

June 13, 2008 | | Comments (0) | TrackBack (0)