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2008.06.16

頑張る、って言葉について考える

「頑張る」って言葉をうかつに使えないような空気が蔓延しているような気がする。


子供の頃、梶原マンガ(※梶原一騎のスポ根ものマンガ。努力、根性が美徳とされる)で育ったので、僕は「がんばる」という言葉をごくごく普通に使うし、「がんばれ」と他人にいわれても精神的にしんどくなることはあまりない。


けど、他人から相談を受けたときに多くの場合、「がんばれ」ってアドバイスをしてもどうしようもないことも知識として、また体験的に知っている。

「がんばれ」を軸にした世代間の共通言語の不在、これが職場のミスコミュニケーションを生み出しているといったら言い過ぎか。


以前、ワタミの社長の講演会にいった時に「独立して成功する要因は何ですか?」という質問を受けた渡邊社長が「うーん、死ぬほど頑張るのは成功要因でも何でもないしな・・・・」と独り言のようにつぶやいたのがとても印象深かった。


めいいっぱい「頑張った」上であとの結果は運や天に任せる、ってことなのだと僕なりに理解をした。


僕はそんな言葉に一抹の疑問もいだかないし、自分もかくありたい、と思う。


僕は、「頑張っても結果がついていかない」「なかなか運が開けていかない」っていうのは、どこかしらに「驕り」や「努力不足」や「正しい努力をしていない」などの、自分の問題が内在されていると思っている。(こと、自分の場合ですね)


精神論みたいに聞こえると嫌だが、問題が起きた時に徹底的な早起きをして、長時間労働を自分に課せば、理屈抜きに問題が解決に向かったりすることもあることも知ってるし。(これも自分の場合は、ということです)


だから一つの美意識として「こんなに頑張ってるんですから」って言葉だけはこと自分に対しては使わないようにしたいと思っている。(くどいようですが、自分の場合は、です)


けど、他人が同様のテーマで悩む時にどうアドバイスしたらいいのか、が非常に悩む問題だ。


「頑張ってる人に頑張ってねといわない」のはセラピーやカウンセリングの基本、だと聞いた。


けど、自分自身が「とりあえず闇雲にがんばる」ってやり方をしてきた世代(もちろん、僕も含めてです)が、「頑張る」って切り口がなしに相談に乗れるのかな、とも思う。


小説読んだり、映画を見たり、歴史を勉強したり


最終的には人間力、なんでしょうけどね。


これからこの手の問題は中小企業でもどんどんと噴出してくるかな、と。


追記
創業して2年目の頃、あるセラピストの方と仕事についての話をしたことがあります。


その方は「頑張るだけじゃ道は開けない」みたいなことをあるインタビューでいわれてたので、「とにかく頑張ってれば道は開けると思ってますが、それでも頑張るってのはダメなんですか?」と。


ちょっと考えてから「ううん、いいと思うわ。けど、いつかそのやり方が通用しなくなったら、どこか別の問題があるかもしれない、って立ち止まるってセンスが必要かもね」と。


当時の僕はよく分かりませんでしたが、後年、頑張るだけじゃ通用しなくなることは実際にでてきました。というより、頑張れば頑張るだけダメになっていく展開もあったりしました。


立ち止まるセンス、ってのも大事ですね。


けど、そんなことに気がついたの「頑張った」から感じたことなんですよね。

June 16, 2008 |

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Comments

skahigeさん> コメントありがとうございます!頑張ることと、目指すこと、ですか。

僕は仕事をしていくうちにどんどんと目指すものが変わっていくので、目標やゴールみたいなものには最初から力を入れないんです。

一日一日を自分なりの価値観できちっと過ごす事で目標やゴールのようなものに近づいていく実感が得られればいいかな、と。

やみくもに頑張るのは嫌いですけど、世の中でいう「頑張り」ができない自分も嫌ですね。

効率的かどうか、だとかを超越した「頑張り」の効果のようなものはあると思いますし。

Posted by: 大塚和彦 | Jul 14, 2008, 8:53:04 AM

前に進むと等身大の壁に必ずぶつかりますよね。
頑張ることと、目指すこと。
どちらかというと目指す方が僕は大好きです♪

Posted by: skahige | Jun 26, 2008, 10:15:15 AM

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