2008年のおわりに
まもなく1年が終わろうとしています。
メディアでは「景気が悪い」とさかんに報道されていますが、来年のことは誰もわからないので必要以上に騒ぐ必要はないんじゃないか、と思います。
「不景気だからこそ人材が採れる」「こんな時代だからこそ設備投資をしておく」などとチャンスにとらえる人はそうとらえればいいでしょうし、「いややや、そうともいえないんじゃないかな」と思うのであればそれをかみしめればいい。
いずれにしても、周囲の空気に流されないことが大事か、と。
僕は、今回の「景気悪化」に関しては、大きな存在の配剤のようなものが働いたような気がしてなりません。
それは、「経済発展や会社の成長だとかいうことを、やみくもに善とする価値観を見直し、それぞれの分に応じた生活をする」という啓示が与えられた、と表現したらいいでしょうか・・・。
分に応じた努力、分に応じた生活、分に応じた社会活動をしていく中で、他との共存と共生を図るように意識していく。
そこさえ外さなければ「景気悪化」だって恐れるに足りない、となぜか僕は信じています。
こんなことを僕のような30代の経営者が書くと「守りに入った」みたいにいわれたりします。
けど、「守りはよくない」という価値観こそが、僕らが見直さなくてはいけない価値観なのかもしれません。ともすると、個人の分はそんな価値観を起点としてどんどんと踏み外していくのでしょうしね。
ともあれ、来年もよろしくお願いいたします。
December 31, 2008 | Permalink | Comments (2) | TrackBack (0)