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2009.01.09

生き残り、の時代について

世界でも有数の治安がいい国

識字率が高く、基本的な教育の機会が幅広く与えられている国

世界第2位といわれるGDPの国

大学の新卒が20万円近くも給料をもらえる国

医療制度がしっかりとしている国


そんな国の年末年始をメディアが、「生き残り」などと表現している現実。

本当の意味で「生き残り」の渦中にいる世界各地の方がそんな日本の風景を見た時、何を思うのでしょう?


僕が長い旅をしている時に、あるチベット人にこういわれました。


「お前らの国はチャンスがいくらでもあるのに、何で若いうちから旅なんかしてるの?」と。「勿体ないじゃないか」と。


世界と比較すると日本はまだまだチャンスに満ちていて、機会の均等があって、努力が結ばれやすい環境にある、と僕は思います。


何かしらの運命でそんな国に生を受けたのですから、「生き残り」を目標にするのは、僕は大きなものの意志に反しているような気がしてなりません。


当然、職を失って、住むところを失って、当面の「生き残り」に直面している個人はいらしゃるでしょう。その現実の中で将来の漠然とした絵さえ描けないという方もいらっしゃるでしょう。


そんな状況の中では、「生き残り」とは比較的に無縁な国に生を受けたこと-その事実だけでも自分の中の拠り所にするしかないんじゃないかな、と僕は思います。


僕は、個人であれ、会社であれ「生き残り」という言葉を安易に使うことはしたくない、と思っています。日本は国力が落ちた、とはいえまだまだ恵まれている国ですしね。そんな国に生を受けたことだけでも、素晴らしいことです。


追記
あるビジネス本編集者が「生き残りをテーマにすると売れるんだよ」といったことをいっていました。商売ですからしょうがないんでしょうけど・・・。

January 9, 2009 |

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