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2009.03.17

景気が悪い、という時代のビジネスチャンス

「景気が悪い、という今の時代環境を社員さんに話をするべきか?」


ということがある席で話題にあがりました。


「メディアの情報をそのまま受け取らず、自分のフィルターにかけた上で肌感覚でそう感じるのであれば話をした方がいい」


これが僕のスタンスです。


景気の悪化はもはやどうしようもないでしょう。メディアでの報道がすべてとはいいませんが、数々の指標やら、大手会社の決算やらは如実にその現実を表しています。


そういう現実に対して経営者が「景気が悪い」と思うのであれば、僕は自分の意見として周りに話をするのは大事なことだと思います。


日本には「悪いことを口にするとより悪くなる」という文化(言霊文化、とでもいうのでしょうか・・・・)があるようで、「景気が悪い」なんてことを口にするものじゃない、なんて考え方もあるようです。


けど、「景気が悪い、と思っている現実」を見ることなしに、安易なポジティブ思考でいくことは、僕から言わせれば現実逃避でしかありませんし、危険この上ないです。


「こんな時代だからチャンスがある!」と心の底から思うのであればポジティブ思考もいいでしょうが、心の奥底にわずかでも「そうはいっても厳しい時代だな・・・」という思いがあるのであれば、いつか意識レベルの葛藤が顕在化してくるのかな、と。


僕は「景気が悪い」ということを会議や打ち合わせなどでもよくします。


けど、「景気が悪い時代だからこそのチャンス」についても人並み以上には考えているつもりです。その思考プロセスは、「景気が悪い」という現実を見ることなしには地に足ついた思考はできないと思っています。


「景気が悪い時代だからこそのチャンス」は事業領域にしている業界や、会社の状況によってもそれぞれ。ひとつだけいえることは、そこには「一般解」はないということです。


どこの会社にもあてはまる「正解」はあるようでない、ということです。それが不景気の時代を過ごすための前提だと僕は考えています。


「景気が悪い時代だからこそのチャンス」


それを、自分の会社の実情(人、モノ、金、事業の成熟レベル、情報、外部協力者、競合会社の現状、これからの
環境変化の見通し など)を踏まえて「個別解」を出していくことが、いまの時代の経営者には必要かと思います。


当たり前のことなのですが、その当たり前ができないようになってしまう景気悪化という魔物(?)は、経営者の「気」を削ぐだけに怖いですね。


僕の「個別解」では、チャンスがその辺にゴロゴロ転がってはいないでしょうが、どこを探しても存在しない、という時代でもないような気がしています。

March 17, 2009 |

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