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2009.05.12

あいつは仕事ができる、ということについて

「あいつは仕事ができる」


僕はこの言葉があまり好きではありません。どーしても上から目線のような気がしてならないですからね。根底に「自分は仕事ができる」って意識がないとでてこない言葉のような気がします。


けど、ビジネスの現場ではそんなにめずらしい言葉でもないような気もしています。

例えば、今年の春に大学を卒業した学生に比べると、かなりの確率で僕の方が「仕事ができる」でしょう。それはそうですよね、新卒の学生が中学生の頃から会社をやってる訳ですから、投下した時間と労力が違いすぎますしね。


けど、一気に場面が変わってビル・ゲイツ氏(マイクロソフト創業者)やユニクロの柳井代表などと仕事をしたら果たして僕は「仕事ができる」人として評価(?)されるんでしょうかね?実際にやってみないと分かりませんが、かなりの確率で「仕事ができる」とはいわれないような気がします。


こう考えると、「仕事ができる」なんて言葉はある限られた価値観の中での一つの意見でしかないと思います。


僕は住宅会社で仕事をしている時に「低成績営業マンの研修に出ろ」と業務命令がきたことがあります(汗)それも月に2回しかない休日に・・・。


で、「なんで1か月に1棟の契約ができないんだ!」とか叱咤(?)されたり、「トップ営業マンの成功体験」(?)の話を聞いたりした経験があります。


さすがに人間ですからそういう研修を2日くらい受けるとだいぶ落ちます。(一方で妙なテンションもあがったりしましたね)


けど、一緒に参加した人(僕より7つくらい上の人でした)が帰りの車中で「あいつら(研修講師)『自分は仕事ができる』って思ってんだろうけど、そんなのは限られた環境の中だけじゃねえか」といった言葉になんだか非常に救われた思いがしました。


ついさっきまでは、「明日からの決意表明」なんて作文を感情こめて読み上げていた人だったので大人って怖いな、とも(笑)


僕はもし仮に、「あいつは仕事ができない」といわれたとしても「そんなのは立場、環境が違えば評価が変わる」と思うようにするのは自分の自意識を守るために必要なことなんじゃないかな、と思います。


むろん、自分なりの反省は必要でしょうけどね。反省しすぎたりするのもどうなのかな、と。


むしろ、「あいつは仕事ができない」とあえて口にする人に原因がある場合も多いんじゃないかしら、と僕は思います。そんなの思っても口にすることじゃないですからね。

May 12, 2009 | | Comments (0) | TrackBack (1)