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2009.06.18

階段の踊り場理論

大学に入った頃、お酒はビールで2本くらいしか飲めませんでした。


4月に運動部に入って、翌月の中旬くらいには酒で失態をおかして2つ上の先輩に渋谷の街で殴られました。酒の飲み方がよく分からずウィスキーのボトルを一人で1本空けてしまったのですからしょうがないですね。


「いつしか酒が強くなりたい」と思って、当時の同期生とともに渋谷のセンター街や中央街で美味いんだか美味くないんだか分からない酒をよく飲んでました。


で、しょっちゅう酒に酔って渋谷駅前で気だるい朝を迎えてました。(マンガ喫茶がない時代でしたからね。渋谷のモアイ像あたりでもよく寝てました)


それは、12月のある瞬間に訪れました。


部活の練習中に、「おでんを食べながら日本酒が飲みたい」とふとふってきたのです。日本酒なんてそれまではこれっぽっちも美味いとは思わなかったのですが、練習後に同期を誘って飲んだ日本酒の美味さときたら・・・・感動ものでした。


「お酒が好き」と心底いえるようになったのはその時からですね。好きになったら次第に飲めるようになり、会社をつくる前の20代後半の頃は毎日のように4時くらいまで飲んでました・・・(笑)


こんな「この日を境に自分が変化した日」という経験が僕にはいくつかあります。


タイのキックボクサーが夢に出てきた翌日に、蹴りが一気にうまくなった日がありました。


ビジネス書をぱらぱらとめくるだけで大まかな内容が分かるようになった日がありました。


会社の数字を見ていると数字が語りかけてくるように感じるようになった日がありましたし、本屋にいくと「背表紙が訴えてくる本がある」というのを感じるようになった日がありました。


そいや、営業をしていて「これは仕事になる」というのを肌で感じるようになった日もありました。(これはいつか忘れましたが・・・たしかありました)


すべて、ある一日、ある一瞬を境に変化しました。


僕が新入社員のころ、営業部長から「階段の踊り場理論」という話を聞いたことがあります。


「何かをやりはじめた時、人間の能力は最初のうちは右肩あがりにあがっていく。けど、すぐに踊り場(=変化や成長を感じられないとき)を感じるようになる。多くの人はそこで努力を諦めるが、それでも一歩前に進むと一気にブレイクスルーを迎える瞬間がある」みたいな話です。


「一気に、一瞬に、ある瞬間で」ブレイクスルーは訪れるものなのだという話が非常に印象深く残ってます。


僕が感じたような一日や一瞬が営業部長の話されていた「階段の踊り場理論」と一緒の性質なものかどうかは分かりません。けど、僕らは「一気に何かが変化する」と思えると日々の単調とも思える仕事の向き合い方が変わるんではないかな、なんて思います。


人間の能力が常に努力に比例して右肩あがりにあがっていくのであれば、変化や成長を感じられなくなったらやってられませんしね。


変化や成長を感じられない時は、「自分の能力が熟成されていて、ブレイクスルー直前なんだ」と思うようにしたらいいのかな、なんて思います。


この間、それこそ「飲んでいる時」にこのようなテーマの話になりましたので書いてみました。


June 18, 2009 |

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