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2009.09.28

事実、とその周辺と

事実と、その周辺とを見極める


会社の経営をする際にとっても大事なことの一つです。


例えば、「売上が下がったという事実」があるとします。昨年と比べて売上や利益が下がった、というのは数字で表すことができるので比較的分かりやすい「事実」です。

で、その「事実」から派生してさまざまな打ち手を考えるとします。


けど人間ですから、どーしても「事実ならざるもの」が入ってきてしまいがちになります。憶測だとか、予感だとか、思惑だとか、噂だとか、なんだとか•••


で、それらがあたかも「事実」なような顔をしていつのまにか存在するようになっていたりします。


更には、その「事実」をもとに次の打ち手が考えられていったりするわけです。すると、事実を積み上げることから生まれる打ち手(戦略)とはまったく異質なものが生まれたりするわけです。それらの「打ち手」が現場でしっくりくるかどうかは微妙、ですね。


僕はここ数年、「事実をありのままにみる」ということを意識的に学びました。


で、憶測だとか、予感だとか、うわさ話だとか、自分の思い込みだとかからなるべく遠ざかろうとしました。うわさ話を聞いても「それが事実かどうかは本人が口にしないと『事実』ではない」と思うようにしました。


けど、今の時代は情報だけはふんだんに存在するから「事実」をありのままにみることはとっても難しい、ですね。


根底には、僕らが総じて「事実」よりもその周辺にある憶測や予感やうわさなどの話が好きになっているのかな、と思ったりします。それらは、「事実」のように地味ではないですし、総じてエモーショナルでエンターテイメント性(?)も高い事が多いでしょうし。


それが集合的無意識として僕らの中に存在するようになっているのかな、と。


精神的に参ってしまう人が多くなっているなんて報道を見聞きすると、その根底には「事実よりその周辺」で振り回されているような多くなっているような気がしてならなくなったりするのです。

September 28, 2009 |

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Comments

Noëlさん>コメントありがとうございます!

僕なりに考えると、「大人になる」ということは「裏」と「表」を分けないことかな、と。

とかく、人間界(?)は「白」と「黒」の間の「灰色」の部分が一番多いですからね。きっと、裏も表もその中間もすべて「真実」なんでしょうね。

それらの中間を受け入れるのが人間としての器なのかな、なんて思ったりします。灰色の部分は「矛盾」に満ちていて、人間は「白か黒か」って割り切りをしたくなるんですけどね。それを耐える器量が器になっていくのか、と。

自分ができてるかは別にして。

Posted by: 大塚和彦 | Sep 29, 2009, 9:26:07 AM


「世の中に真実は二つ存在する」
「二つの真実とは、裏と表だ」

昔ある方にそう諭されました。

裏と表のそのどちらも真実だとは、
当時まだ純粋無垢だった私には、
受け入れられない内容でした。
時を経て今ではそれなりに深い部分で
理解できているような気がします。
大人になるってこういう事ですか?笑

Posted by: Noël | Sep 28, 2009, 4:05:28 PM

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