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2009.10.13

職場の問題は解決しないといけないのか?

例えば、職場になにかしらの問題があるとします。


「AさんとBさんとが仲が悪くて、業務に支障がある」でも、「部下が上司のいうことをまったく聞かない」でも、「遅刻が多くて困っている」でもいいでしょう。

で、僕らはこういう問題に直面すると「解決の方向を探る」動きをします。その社員さんを呼び出して本音を聞いたり、注意したりします。


で、これらのことを当然のこと、だと思って疑いません。少なくとも,悪い事だとは思っていません。


・・・果たしてそうなのかしら?


僕は、ここ数年、「現実をみつめること」の重要さを教えて頂きました。


その中で、「すぐさま問題解決しようとする姿勢」が「現実をみつめないためにする場当たり的な行動であることが多い」と思うようになりました。


現実を見つめようとすると、気持ちがもやもやしたり、腹が痛くなったりします。


本当に現実をみつめる、ということはその「もやもや」や「痛さ」を感じきることです。途中で、「問題解決という逃げ道」に逃げないことです。


週末、ドラッカー博士の本を読んでいたらこんな一文がありました。


リーダーシップについての本や論文の多くが、迅速、有効、強力に意思決定を行う方法について論じる。しかし、問題が何であるかを迅速に決定させるほど愚かで,結局は時間の無駄を招く助言はない。(『経営の哲学』P.F.ドラッカー ダイヤモンド社)


問題を特定することに関しては時間をかける、ということですね。


僕はこの言葉は「現実を見つめきること」のことだと読みました。


不思議なんですけど、現実を見つめきると物事が変化することがあります。「そいえば以前は問題だと思っていたんだよな」と現実自体が変わっていることもあります。


問題解決至上主義(?)のアプローチは、病気を根絶させる西洋医学のアプローチに似ているような気がしてなりません。


むろん、それが有益な時もあるでしょう。


けど、病気と共存して生きていく、というようなアプローチが経営の世界にあってもいいのじゃないか、と思います。


だからといって、問題解決の視点を忘れてはいけないですけどね。

October 13, 2009 |

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Comments

夏オンナさん>コメントありがとうございます!

対処療法をしないといけない局面っていっぱいあると思うんです。けど、対処療法=治療、って考えてしまうのはどーなのかな、と。

職場の問題に関するいろんな本があるけど、ほとんどが対処療法について書かれた気がしてならないんです。

「問題=悪」って考える視点だけではなく、「問題=見えなかった事実が顕在化する機会」ってとらえることが必要なのか、と。

とはいえ、問題と共存していくってのは精神が摩耗していきますけどね。けど、それが仕事だからしょうがないのかな、と。

ときに、怪我してしまってなかなか思うように動けません。来週の日曜日もお休みします。以上、業務報告(笑)

Posted by: 大塚和彦 | Oct 14, 2009, 10:26:54 AM

大塚さんのおっしゃること、よくわかります。西洋医学は結局対処療法ですもんね。熱があっても解熱剤を使って下げたのでは、根本治療ができてないってこと・・・よくありますもんね。


でも、熱が高いとカラダが辛い・・・早く解熱するか、辛抱強く熱が下がるのを待つか・・・

いずれにせよ、熱が下がったら、病気にならないように予防することと病気に負けない強いカラダを作らないといけませんね!!(スポーツクラブに頼らずに!!・・・(笑))

Posted by: 夏オンナ | Oct 13, 2009, 9:29:09 PM

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