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2009.10.06

決算書に現れないもの

うちの会社は9月末で決算です。


で、もろもろ作業をして10月末までに決算賞与、11月末までに税金を支払って、配当をして今期が終わります。

すでに今日は来期(前期からみた場合は、ですね)なのですが、心情的には前期といった時期です。


決算は「決算書」として一冊のバインダーにまとめられます。1年間の売上や、利益、支払ったコストの一覧や、投資している株や保有している固有資産や在庫などの情報が網羅されています。


これは、「銀行や信金さんからお金を借りるとき」だとか「大きな会社と取引するとき」にたまに登場します。で、「この会社は•••うんだらかんだら」とかいわれて審査されていると思います。


けど、決算書にのらない会社の資産、ってものがいっぱいあるという現実に僕らは目を向けないといけません。


例えばブランド価値。


価格も性能も同じような商品を販売する2社。僕らが何の気なしにどちらかを手にしたのであれば、それは「ブランド」によるものです。


その商品や会社が醸し出すイメージや雰囲気、のようなものですね。これは、決算書には載りません。(ブランド価値を数値化できる、なんて聞いた事ありますけど僕はよく分かりません)


例えば社員さんが持っている知識や経験。


1年間仕事をすると、さまざまな経験をすることになります。そのたびに、経験値がアップします。昔は1日かけてやっていた仕事が,3時間で行えるようになってたりします。かつては、つきあう事ができなかったタイプの方と付き合えるようになってたりします。これも、決算書には載りません。


もひとつあげるとしたら、職場の雰囲気や働いている人の輝き、など


「不平不満に満ちている会社」なのか「皆がイキイキとして働いているのか」なのか。「きちっと仕事上のルールは守れているのか」とか「マネジメントは機能しているのか」。


それだって会社の財産なのにもかかわらず、決算書には載っていません。


もともと、決算書が税金を申告するための書類、みたいな側面があるからしょうがないんでしょうけどね。


けど、これからの時代(実はいままでも)決算書に載らないこうしたことがらがとっても重要なのかな、と思ったりします。


企業は赤字は困りますが、これらのことを無視した形での黒字に突き進むのも考えものです。


この辺、昔の経営者には学ぶ事が多いです。

October 6, 2009 |

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