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2009.11.12

日常の言葉、について考える

その昔、渋谷でバーテンのアルバイトをしていました。


大学2年生の頃ですから19年くらい前ですね。時はバブル絶頂期、今思えば活気ある時代でした。(ヤンエグ(?)みたいな人を見て「あれが普通の社会人だ」って思ってました。)

ある政治家(今でも活躍している重鎮です)の秘書をやっていて、独立されたという方がお客さんにいらっしゃいました。たぶん、30歳前後でした。


見た目は強面でしたが、とにかく腰が低い方でした。


オーダーをする際に必ず「大塚君、バランタイン(ウィスキーです。当時、よく飲まれてました)もってきて」とかいう感じで頼んでくるんですね。ささいなことですが、なかなかできないことだと思いました。


「バランタイン!」とか「氷!」とかいう感じで、オーダーをする人ってかなりいましたからね。まあ、酒の場だから仕方ないのかもしれないですけど。


同席しているお客さんには丁寧な態度なのに、僕らスタッフにはぞんざいなふるまいをする人を見ると学生ながらに「ああいう大人にはなりたくないな」なんて思ってました。こっちはたいがい素面ですからね。


スタッフにぞんざいなふるまいをするのであれば、同席している人にだって同じようにふるまえばいいんです。どうせならそんな大人の方がかっこいい、と学生の僕は思ってました。


今現在、自分の言葉づかいが丁寧かどうかといわれると何ともいえません。よく怒ったり、文句いったりしますしね。


けど、喫茶店で「珈琲」と頼んだり、社員さんに「お茶」とか「コピー」なんて頼んだり、タクシー運転手さんに「新宿」なんて頼んだり、相方に「メシ」なんて頼み方をしない


それくらいの美意識は持っているつもりです。


日本語には単語で何かをお願いするなんて使い方は本来ないはずなんです。言葉は時代とともに変わるのは当然だと思いますが、ここくらいは譲れない一線じゃないかな、なんて


上司やお客さんに対する言葉づかいや態度と、店員さんへのそれと違えて何が悪い、って考え方もあるでしょう。


けど、それって逆の立場であっても甘受できるのかしら??


言葉は人間の態度を決定づけます。態度は人間の考え方を決定づけます。考え方は人間のの人格を決定づけます。人格は人間の未来を決定づけます。


って考えると言葉って怖いですね。


僕らは言霊の国に生を受けたのですから、たまには「言葉」について考えてもいいのかな、と。

November 12, 2009 |

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