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2010.09.14

世界柔道 閉幕

柔道をしていた高校生の頃、地元の埼玉で無敵の選手がいました。


体重は160キロほどあり、相手と組むや30秒以内にはカタがつく・・まさに無敵でした。


その選手が埼玉県大会で優勝し、関東大会に進みました。で、体重が半分ほどの選手とぶつかりました。


埼玉では無敵だったその選手が、組み手を一切組まされず、動かされてスタミナを消耗され、終了30秒くらい前に内股で豪快に飛ばされました。


「すんげえ選手がいるもんだな・・・」と感動したその選手は、柔道の名門・世田谷学園で期待の新生といわれた若き日の吉田秀彦選手でした。ロス五輪で金メダルをとる6年ほど前のことです。


その昔、僕は格闘技マニアでした。


空手、柔道、キック、プロレス・・・とジャンルは問わずなんでも見ましたし、読書嫌いだった僕が空手家や柔道家の本や漫画、技術書だけはよく読みました。


高校時代に初めてやったファミレスで皿洗いのアルバイト(時給は480円でした)の目的は、「アントニオ猪木熱血十番勝負」(全10巻)「山下泰裕 伝説の203連勝」「柔道」(たしかこのようなタイトル)というビデオソフトを買いたいから。これらのビデオをなんとか手に入れたいと思いました。


そんな過去から25年近く。


空手もキックもプロレスも、僕の中では遠いものになってしまいました。残念なような、しかたのないような、時の流れのような・・・・。


けど、なぜか柔道だけは今でも見るのが好きです。


内股で大きな選手が宙を舞う瞬間、低い体勢から入る背負い投げの形式美、相手の虚をつく釣り込み技の妙技は真に芸術的だと思います。


日本の柔道が今回の世界選手権で、10個の金メダルを獲得しました。


大会の解説を吉田秀彦さんがつとめていました。


今回の大会でも素晴らしい技の数々が繰り広げられました。


けど、僕は吉田秀彦さんが160㌔の選手を内股で豪快に投げ飛ばしたあの試合。高校時代の吉田選手のあの時の内股に勝る内股は今までみたことがありません。どこかにあの試合の映像がないかな・・・・


過去の郷愁などからいろんな思いが交錯しているのかもしれませんが、格闘技マニアとはこんな話でいつまでも盛り上がれる種族(?)なのです。


ともあれ、日本柔道が結果を残せてよかったです。

September 14, 2010 |

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