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2011.05.10

「知る」ことと「行う」ことと

陽明学に「知行合一」という教えがあります。


「知ることと行うことは同一させる必要がある」ということで、幕末の志士の思想に大きな影響を与えたそうです。

東日本大地震をめぐり、僕らはいろんな情報やニュースに接しました。知識としてさまざまなことを「知」りました。


しかしながら、感情的に、衝動的にならずにそれをたんたんと「行い」に結びつけるのは難しいなあ、と思いました。


僕はある時点からおおまかな情報のルートをいくつかに絞りました。一つは新聞。もうひとつは、株価と円の動き。


東京電力の会見や、識者のブログやツイッターが、気にならなかったわけではありません。というか、逆にどこかに「自分が知らない情報があって、自分はそれにアクセスしていないのでは・・・・」という思いがあったりしました。


けど、それって「どこかには自分の知らない魔法の答えがある」と思いながら次々とビジネス書を読みあさるビジネスマンにもどこか似ているような・・。


ふんだんに情報がある社会を生きる中では、自分の天命に早く気がついて、それに照らし合わせて情報を割り切ることも重要かな、と思います。こうした胆をつくるのが学問なのかな、と。


人間はそんなにいろいろなことをやって全てをうまくこなせるほど器用ではない、と思いますのでね。


追記
「知行合一」とは、「知る」「行う」といった本来は二律背反することを統合することだ、という意味もあるようですね。いずれにしても、「知る」ことと「行う」ことをセットにして考えていたセンスが素晴らしいですし、見習いたいところです。

May 10, 2011 |

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