« 相手は怒っているに違いない、って時に | Main | ハロウィン »

2011.10.28

単純なことを難しくとらえない、ということ

「単純なことを難しくとらえるな」


これは、10人規模の会社を経営して15年くらいになる友達の経営者の口ぐせ。


彼曰く、「『単純なことを難しくとらえない』とはとっても難しいこと」だといいます。

単純なことを「単純」ととらえると、失敗したときに「単純なことで失敗した」となるでしょ。だから単純なことをあえて「難しく」とらえて、失敗した時のための自己防衛を図るんだよ。


だそうです。その後、こう続きます


この話をしても「単純なことを難しくとらえる」人は「それは社長だからいえるんだよ」とか「話はわかるんだけど、私の状況は違う」ってたいがいがなるんだよね。そこで思考が完全にストップでしょ。これって完全に自己防衛のパターンなんだよ。


けど、「単純なことを難しくとらえない人」は、「へええ〜そんなことだけで仕事がうまく回るのかなあ」って思考回路が働くんだよね。この差は大きいよね、と。


「単純なことを難しくとらえる」のすべて自己防衛と僕は思えないのですが、この意見にはおおまか賛成です。


「なんでそんなに複雑になるの?」ってことが仕事をしているとあったりします。いろんなことが複雑に絡み付いていて、どこから手をつけていいか分からないことがあったりします。


けど、多くの場合は「単純なもの」から生まれたはずなんです。その「単純なもの」が「単純なもの」として積み重なったり、年月を重ねて発酵されたりしてきたはずなんです。


時に、「単純なもの」が「複雑なもの」に姿を変えて行ってしまうってのは、不思議ですね。彼がいうように、根底には「人間の自己防衛」があるのでしょう。


あと、僕が付け加えるなら「人間の自尊心」のようなものでしょうかね。


「単純なもの」を処理するより「複雑なもの」を処理した方が我々の自尊心は満たされるでしょうし。


僕は見たことないのですが、彼の机には「簡単、簡単、とっても簡単」と書いてあるそうです。


自分のやっている仕事を周囲に「簡単」っていえるセンスは、自己の内面ができあがっていることから生まれるんでしょうね。僕は、こういう人に「人としての存在感の大きさ」を感じます。

October 28, 2011 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 単純なことを難しくとらえない、ということ:

Comments

Post a comment