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2011.11.08

「朝令暮改」について考える

「朝令暮改」って言葉があります。


意味を調べると「朝に政令を下して夕方それを改めかえること。命令や方針がたえず改められてあてにならないこと」とあります。


あまりいいイメージではないですね。


けど、経営者の中にはこの言葉を好意的に使う方が多いようです。


セブンイレブンやイトーヨーカド堂を傘下に持つセブンアイ•ホールディングスの鈴木敏文会長は『朝令暮改の発想』というタイトルの書籍まで出して「朝令暮改になることを恐れるな」いっていますからね。


僕もこの言葉は好意的に受け取っています。決めたことをどんどんと変えていく、そのプロセスこそが仕事だとさえ思っています。


けど、「朝令暮改」を「あてにならない」と考える人もいるのも経験で知っています。「上に振り回される」だとか「ビジョンが明確ではなくてしんどい」と相談をされたこともあります。


で、その相談をうけるたびに「自分もそういわれてるんだろうな•••」って実感がひしひしと感じたりする(笑)でも、どこかに「それが仕事だからしゃーないじゃん」と開き直っている自分もいる。


「なんで変えていくことを拒否するんだ。それが仕事だろ」って「朝令暮改派(?)の意識」と、「なんてあてにならないんだ。振り回すな」って「朝令暮改反対派の意識」が水面下で対決する


今の日本の職場の多くで見られる光景、かと。


この水面下の意識の対決は「人間の気質」が根底に存在すると思われるのでなかなか難しいですね。


僕は「朝令暮改」を改める必要はさらさら感じていません。それは、小さい会社の生命線の一つ、とさえ思いますし。「それが仕事だろ」って意識はどこかにあります。


けど、「朝令暮改している自分」を客観的に観れるようにはなりたいな、と思います。「変えていること」「変わったこと」にも気がつかないことがありますのでね。


おそらく多くの「朝令暮改派」にしたら過ぎ去った過去のこと、過去に決めたことはどうでもよかったりするんですね。新しいことに意識や行動が向いている。


けど、そんな姿勢が時に「無責任」だとか「現実逃避」だとかにも見えたりするわけで•••。


「無責任」と「朝令暮改」とを結びつけて解釈されるのは「朝令暮改派」からはまったくもって困った話でもあったりするのです。


「責任」ってもっと次元の高い話、でしょと。

November 8, 2011 |

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