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2011.11.18

棚卸し、やっていますか?

うちの会社では月末になると棚卸しをします。「商品ごとに在庫がいくつあるのか?」を手作業でカウントします。


商品が多岐にわたるので、数時間かかります。で、それを集計して、過不足分のチェックをして、社外に保管してある数字と合わせて、報告書にまとめる•••


といった作業を毎月のルーティンとして行います。

この間の打ち合わせの時に「棚卸しは毎月やらなくてもいいんじゃないか?」って声があがりました。


なるほど。


確かに、棚卸しにかかわる時間を他の業務に振り分けた方が効率的だ、って考えもわからないでもありません。在庫数はコンピュータ上では確認もできますしね。データ上と実在庫の差異がわずか、ということもままありますし。


けど、僕の考えは「No」。なぜかというと「棚卸しをきちんと行うと利益があがるから」なんです。


きちんと棚卸しをするだけで1〜2%は利益率がかわってくるんですね。1,000万円の売上が仮にあれば、10〜20万円の利益ですから大きいです。


逆に棚卸しをしないと、利益率はどんどんと悪くなるでしょう。棚卸しは、「在庫の数を数える」って売上には直接貢献しない作業です。理屈上は利益率を押し上げる要因としての因果関係は少ないと思われるのですが、ここは理屈を超えた世界なのでしょう。


おそらく、地道な作業を毎月にルーティンとしてやることから得られる「気づき」のようなものが生まれるんでしょうね。


在庫を数える人がただひたすらに漫然と商品をカウントしていられるほど、人間は非クリエイティブにできていないと僕は思っています。


「この商品はなんとなく動いてるな」だとか「この商品はまったく動きがないな」だとか「もうちょっと楽に棚卸しをできないかな?」という「気づき」。


この「気づき」が時間の熟成とともに商品の開発に役立ったり、アイデアとして形をなしてきたり、業務改善に結びつく種になったり、結果として利益率をあげる要因になるのかもしれませんね。


「非効率と思えることを淡々とやる」


そんことに利益率改善の源泉があるのだから、経営ってのは変数が多くて面白いなと思います。

November 18, 2011 |

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