« 映画「ステキな金縛り」を観ました | Main | 「やる気がない」のか、「能力がない」のか »

2012.01.23

「獲得の物語」と「喪失の物語」と

2012

「獲得の物語」だと思って観に行ったら、「喪失の物語」だった。


「ALWAYS 3丁目の夕日64」を観ての感想。


「幸せって何でしょうね?」ってこの映画の第一作からのテーマ。


戦後の日本は「獲得の物語」をつむぐことで「幸せ」を追求しようとした。「上へ、上へ」って上昇意識や、「もっと、もっと」っていう拡大意識を多くの人が指向した。


けど、「獲得の物語」はいつしか「喪失の物語」を生み出す。


「悲しみ」だとか「不条理」だとか「やるせなさ」だとかいった「痛み」を伴う「喪失の物語」は「獲得の物語」にすでに内在されている。


今回の「ALWAYS」は「獲得の物語」と「喪失の物語」とが混在(?)してて、「映画を観てすっきりしたなあ」って感じにはならなかったな。


「すっきりする」のだけが映画じゃないってのは分かるんですが、このシリーズはその手の映画だと勝手に思っていたので。

January 23, 2012 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「獲得の物語」と「喪失の物語」と:

Comments

Post a comment