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2012.02.15

三角関係について考える

2012
『怒りのダンス』H•G•レーナー著 誠信書房

その昔、友人のAとBとが些細なことをめぐって揉めました。


で、双方から相談がありました。


Aは「自分ってどっかおかしいかなあ?」って話からはじまって、「お前(大塚)だったらどうする?」ってことが話の中心でした。


一方のBは、「Aはどうしようもない」って感情的な話に終始していました。「Aって昔からこうだったよな?」と同意を求められたので、自分が感じている程度の話をしておきました。


しばらくたって、Bが周囲に「Aはおかしい、と大塚もいっていた」と話をしているとどこからともなく聞こえてきました。


????


別にAのことをそんな風にいったつもりはないんだけど•••けど、面倒なのでそのままにしておきました。


そのうちに、Aにもその話が耳にはいったのでしょう。Aと自分との関係がなんとなくぎくしゃくしてきました。


それを受けて、「なんだよ••Bの野郎」と自分とBの関係もぎくしゃくしてきました。


この手の、「誰かと誰かの葛藤に第三者が無意識に巻き込まれる」ってトラブルの心理的なメカニズムがよく書かれていて大変に参考になった本でした。


二人の間で不安が高まり葛藤が表面化しはじめると、第三者が自動的にかつ無意識に中へ引きずり込まれるのです。私たちは皆、無数に組み合わされた三角関係に加わっているのですが、なかなかそのことに気がつきません(P217)


葛藤やイライラを感じている相手に対して思っていることをきちんと口にできない、感じていることを表現できない。


そんな時に人間は、「第三者を巻き込むという形」によって葛藤やイライラを解消することがあるようです。


それが、相談という形で終わるのならいい。


「話を聞いてもらってすっきりした」だとか「アドバイスをもらった」であればごくごく普通の人間関係内の話です。


困るのは、「感情的な同意」を求められることです。「相手に対して自分と同じような気持ちを持ってもらいたい」って無意識に求められることです。


これは困ります。だって、第三者ですからね。本来無関係なわけですし。


冒頭のケースでいうと、Aは私に「相談」をしにきていました。一方のBは相談の名を借りて「感情的な同意」を求めてきていました。


今思うと、Bの根底には「一緒になってAを攻撃して欲しい」って気持ちがあったんだと思います。


Bはその欲求を満たすために、私以外の周囲に対してもどうやらありとあらゆる手段をつかって「感情的な仲間づくり」をしていたみたいです。


その後、自分を含めて何人もがBとの縁を切りました。


「仲間づくり」を意図したのが、結果として「仲間離れ」を巻き起こしてしまうのですからなんともせつない話ですね。


周囲に三角関係を過剰につくることは、この手の悲劇を大量生産していくことなんだと思います。人間関係は1対1が原則、を肝に銘じたいものです。

February 15, 2012 |

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