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2012.03.11

ありがとう、の反対語は何か?

2012

「ありがとう、の反対語は何か?」


とある酒の席でこんな話になりました。


「ありがたくない」と直感的に思ったのですが、どう考えても面白みのない答え。で、その面白みのない答えから飛躍できない自分の思考の固さを思いました。


同席していた経営コンサルンタントによると、「ありがとうの反対語は、当たり前」なのだそうです。


さて、この映画。


地球に惑星が迫ってきた。その時に、「人間は何を考えて、どう行動するのか?」ってのがモチーフだと思って見ました。


で、人は「当たり前が当たり前でなかった事実」に気がつく。仲間なのか、家族なのか、平凡な毎日なのか•••「ああ、幸せだったんだな」と気がつく。


予告編を観てそんなストーリーだろうなと勝手に推測していました。


けど、地球滅亡を前に、主人公はテレビも観ないし、新聞も読まない。パニックになる群衆も出てこない•••とにかく、そこに違和感を感じました。


そのうちに、「これは地球滅亡の映画じゃないのでは」と感じました。だから、そんなシーンを登場させる必要がないのでは、と思いました。


長くてまどろっこしい前半部分も、映画のタイトルも、地球に迫ってくる惑星の様子も、すべてがこの映画のモチーフへの布石だと考えると巧妙な映画ですね。


今の日本には、こうした素晴らしい映画を「当たり前」のように観られる環境がありますが、これも「ありがたい」ことなんですね。


いい映画が日本に入ってこなくなっている、なんて話を聞くと特にですね。

March 11, 2012 |

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