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2012.05.21

見えないから見えてくるもの

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目が慣れないほどの真っ暗闇


五感の一つである視覚情報を完全に遮断されると、どうやら人間は見えないものがみえてくるようです。


部屋の空気感、水の流れる音、土の触感とその香り、足の裏で地面に立つ感覚、言葉を通して感じられる周囲の人の感情、生活音の豊かさ・・・


で、視覚情報が豊かであるがゆえに、好き嫌いの先入観ができたり、空想や想像をする余地をなくしていたり、考えなくてもいいことに頭をわずらわせるのかもしれません。


視覚障害者のサポートのもと、光を遮断したスペースでグループになって様々なシーンを体験する「ダイアログ・イン・ザ•ダーク」に参加しました。


真っ暗闇は人間にとっては恐怖の最たるものでしょう。


けど、その真っ暗闇の中で他人とコミュニケーションを取っていく事で、なんともいいようのない心地よさを感じていく。初めて出会った人なのに、すごく仲のいい人に感じられる。


そんな「心地よさ」って、本来は視覚情報が遮断されていなくても感じられるものですし、実際に感じているものなのでしょう。


けど、あまりにそれらが当たり前すぎて、「心地よさ」を感じていることすらも麻痺してしまっている。


あとは、お互いが「心地よさ」を感じていくための配慮がどうしても欠けてしまう。


「言わなくても分かる」なんて世界は「心地よい人間関係をつくる」上では、きっと幻想なのでしょう。


仲間の経営者が「休日のジムを休んでも行った方がいい!」と大絶賛していたので、本当にそうしましたが、学びのおおい体験でした。


何かに触れて、すぐ行動が変わる。


何かに触れて、すぐ考え方が変わる。


そんなことって世の中にそうそうあるものじゃないだろうけど、ここは多くの人がそんな価値を享受できる場所なのかもしれません。

May 21, 2012 |

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