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2012.07.06

ソニー創業物語に人間の関係性を考える

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ソニー設立をテーマにした舞台です。


驚いたのが、ベルリン発の舞台なんですね。だから、ソニー発足の父、盛田&井深さんを外国人が演じ、セリフは英語です。


ソニー設立当初の有名な話。


ソニーがアメリカ進出を目指した。ある、大手会社からトランジスタラジオの発注が10万台入った。しかしながら、条件がひとつ。ソニーブランドで販売するのではなく、発注元のブランド名で販売すること・・・これをソニーは断固として拒否し、契約は破算になった。


この手の、ソニー設立時のエピソードが随所に盛り込まれています。


「人は関係性の中でつくられる」-この舞台の感想。


自分らはさまざまな関係性を他者ともちます。で、その関係性そのものが自分をどこかへ導きます。それは、盛田さんが井深さんに、井深さんが盛田さんに影響を及ぼしたように。


自分は主体的な意志を持っている、と人は頭では思っています。


けど、その「主体的な意志」だっておそらくは他者との関係性の中から生まれた可能性が大きい。


この認識に立つと、おそらく他の人への「お陰さま」の意識が生まれる。自分の主体的な意志をつくるのは関係性の中でのそれぞれの相互協力のもとだから。


逆に言うと、他者との関係性の中で「お陰さま」がないのは、関係性に対して信頼を置いていないから。そして、たぶん自己が強すぎるから。


けど、たかが一人の人間の自己なんてそんなにすごいものか??


関係性に対しての信頼が薄いと人は不安になる。だから、自己を強くしようとする。その結果、関係性に対しての信頼がさらに薄くなる。なので、さらに自己を強くしようとする。


周囲との関係性が薄くなった中で自己を強くしても限界があると思うだけどね。


ソニーにかかわらず、世界的な大企業となった企業には「関係性」を抜きに語れないケースがいっぱいあります。


松下電器の松下幸之助&高橋荒太郎、本田技研の本田宗一郎&藤沢武夫・・・


それぞれ、関係性に対しての信頼が困難な仕事に対するエネルギーを与えたのだと思いますよ。


最近、いくつかの「別れ」の中でエネルギーがだいぶ消耗しました。けど、自分には信頼が置ける関係性があるのでいつしかリカバリーできるかと。


ご心配かけてすみません。

July 6, 2012 |

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Comments

夏オンナさん>コメントありがとうございます!

すごい評価ですね(笑)

周りを信頼するのって、努力に負う部分も大きいと思うんですよね。

だって人間って自分のことばかり考えるし、損得が大好きだし、自分は傷を負いたくないし(笑)

けど、そんな中で「この人は信頼できるなあ」って実感覚が得られたら値千金ですよね。

半分は運、半分は努力かな。自分は運にはめぐまれてるな。

Posted by: 大塚和彦 | Jul 9, 2012, 8:56:18 AM

青タンさん>コメントありがとうございます!訓示っていいですね。

自分は過去に、訓示的なものを「何を偉そうに」って思う時期がありました。

今思うとルサンチマンですね。

訓示的なものを素直に受け取れる姿勢って素晴らしいですね。

つまらないコメントですみません(笑)

Posted by: 大塚和彦 | Jul 9, 2012, 8:51:28 AM

心配する、も 心配される、もお互いさまです。

信頼関係があるからこそ です。

信頼関係のある関係性が築けているからです。

大塚さんは、素敵な仲間がたくさんいらっしゃいますね!

それは、きっと貴方がとっても素敵な方だからです。

Posted by: 夏オンナ | Jul 7, 2012, 10:00:50 AM

それなりの人の言葉って重みがありますよね。

僕は、東京電波の先代社長。福田赳夫さんが投げ出した倒産寸前の会社を一部上場まで引き上げた方。

父親代わりでした。

「ぼくちゃん、当たり前のことを当たり前にやる・・・迷ったらここに帰れ。でも、凄く難しいことだぞ!」と良く教えてくれました。

昨年、亡くなられたんですが、今朝何となく、久しぶりに「訓示」聞きたくなってたところでした。

彼から教わったこと思い出して、僕もエネルギー補填します。


Posted by: 青タン | Jul 6, 2012, 4:20:34 PM

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