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2012.08.23

こんなこと知らなかった方がよかったんじゃね?

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「こんなこと知らなかった方がよかったんじゃね?」


こう思うことってたまにあります。


たとえば、「成長の過程で人間がどのように認知のゆがみを作りだし、それが大人になってどのような影響を周囲に与えるか?」なんて知識。


こんなことは、心理学の本を見れば書いてあります。


本来、この手の知識はさまざまな問題を解決する補助線として活用するのならいいのでしょう。


けど、人間は知識に流されます。油断をしていると知識に固執していきます。


だから、知識があるがために事実をありのままに見れない、物事を複雑にしてしまうなんてことがでてきたりします。


「この手の心理学の知識があるがゆえに逆に人間関係を悪くしてしまう」なんてことがフツーに起こるわけです。


まさに、「そんなんだったら知らない方がよかったんじゃね?」ですね。


自分の場合、社員採用がそうですね。


たぶん、創業した10年くらい前は、履歴書を見て面接をしてシンプルに人を採用していました。


けど、経験や知識がつくことによって、「いい採用」というのが何かよくわからなくなってきています。一時期はさまざまな問題に直面し、そもそも「いい人材」とやらが何かもよくわからなくなりましたしね。


で、そんな思いはいまでも続いているわけで、自分なりに試行錯誤を続けているわけです。


でも、最近、ちょっとだけ光明がみえてきました。


「知識と出会うこと」と「それに近づくという判断をすること」


たぶん、これは一人一人に与えられた宿命なんです。


「知識と出会う」人は出会いますし、「知識に近づく」という判断をする人はそういう判断をするように宿命づけられているんです。たぶん。


「知識に近づく」ということは、分かることが増えるだけ分からないことも増えるわけですから「モンモンとした状態がやってくる」という宿命を背負います。


物事が複雑になったように感じたり、混沌とした状態に突き落とされるような感覚になっていったりします。いつまでたってもクリアーにならないんじゃないか、という思いにかられたりします。


それは、面倒でかったるくて逃げ出したい世界だったりします、


けど、人間にとって一番のクリエイティブな状態はこの「モンモン」らしいですね。


この「モンモン」を突き抜けた先にある世界


これはきっと、「知識に近づく」という判断をする人にのみ与えられるギフトなのでしょう。そこは、できごとの見え方がまったくことなる世界。自分のレイヤーが一段あがった世界であるはずです。


昨日は2ヶ月に一度の研修会。


みなさん、それぞれの課題でモンモン状態で悩んで帰路についたんじゃないかしら。


お金払って研修に来てモンモンとした状態になるなんて、M気質が強い人ばかりだな(笑)


けど、確実にいえること。


一つは、「モンモンを安易に解消したい」と思う気持ちからは何も生まれないということ。ここは間違いないね。割り切りは心の弱さ、です。


二つ目は、「モンモンを超えた先にある世界はいつか開ける」ということ。いつかはわからないけど、開けていくんでしょう。


で、最後は「いつか開けた世界にも必ず次のモンモンがやってくる」ということ。で、それは一生続いていくこと。


まあ、次々とモンモンが続くわけですから、こりゃ何かしらの宿命などなきゃ突っ込めない世界かもしれないよなあ・・・


でもさ、剣豪・宮本武蔵も知識を学んでから本当に強くなったわけだしね。


「知らなかった方が良かったんじゃね?」ってのはきっと知識の使い方が間違っているということなんだろうね。


ようやくとこの辺のことが自分なりに言語化できましたです。

August 23, 2012 |

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