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2012.10.11

時間戦略はなぜ有効なのか?

「時間をかけてつくってきたことは、真似されにくい」


企業戦略の中に「時間」ってスパイスをいれるだけで、戦略は強く、確固たるものになっていきます。


老舗企業がなんだかんだいってブランドがあったり、財務がしっかりしていたり、有力なお取引先がいたりするのも「時間」を味方につけたからです。


逆に、ベンチャー企業は「時間」を味方につけられない分、「時間戦略」って概念がどうしても薄くなりがち。


だから、「じっくりと」「時間をかけて」「何かを練り込んでいく」という発想になりにくい。そこが、経営基盤の弱さにつながってきます。


この辺は、ノーベル賞をとった研究者のような「地道に何かを積み重ねていく」という視点が戦略担当者にはもとめられるわけです。


で、自分の場合。


いままでは「時間戦略は有効」だとは思っていましたが、「それがなぜ有効か?」を考えたことがなかったんですね。


時間をかければブランディングができるし、人間関係も情報も増えていくから企業戦略にとって有効なのはあたりまえ、ってところで思考が停止していました。


まあ、学者じゃないからそれ以上考える必要もないだろうし。


けど、こないだの日経新聞で楠木健さん(一橋大学大学院教授)のコラムの一文、にガビーンときました。


曰く、「時間展開の中でトレードオフを克服することがストーリーという戦略思考の本領」


なるほど! 


トレードオフとは、一つ何かをやれば他方を犠牲にしないといけない二律背反の状態のこと。


企業はお金も人材も無限ではありませんから、何かをやれば、何かができなくなるわけです。


広告をガンガン打って、営業マンをバンバン動かして、販促ツールを充実させて、管理システムを構築して、人材の教育をやって、社内に理念を浸透させる・・・なんてのを一気にやっていくのは無理なんです。


会社の財務や人材のキャパを踏まえながら、段階をおってこれらのことを片付けていくしかないんですね。(これが、多くの経営者のジレンマとなるのですが・・・)


時間戦略が有効なのは、こうしたトレードオフを時間軸の中で克服するからだ、ということなんですね。頭のいい人はいうことが違うよなあ。


実はこの時間戦略、個人の生き方にもたぶん有効です。


なんだかんだいって、長くたんたんと仕事をしている人がスゴいのは、「時間」を味方につけたからなんでしょうしね。


追記

1

昨日は「俺のフレンチ」2回目でした。


料理やワインのコスパに思わず口コミしたくなるお店ですね。このお店の戦略だってどこかに「時間」って要素が入っていると思いますよ。残念ながら、自分には分かりませんけどね。

October 11, 2012 |

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