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2012.11.09

他者からの承認欲求を考えてみる

「社長ってのは褒められない仕事」


と自虐的に言っていた仲間がいたんです。けど、さもありなん、と思います。


「ありがとうございます」といってくれる人はいても「よくやったね」と褒められたり、ねぎらわれる機会はきっと少ないんでしょう。


これは、役割だからしょうがないんですけどね。


けど、社長とて人間ですから「他者からの承認を渇望する生き物」であることには間違いがないのです。これは、睡眠欲や食欲といった人間の根源的な欲求の一つでしょうからね。


この欲求が欠乏すると人間の無意識は貪欲に働くようです。


で、「過去の自分」を使ってでも他者からの承認欲求を得ようとします。よくありがちな、「昔は大変だった」「あのときは頑張った」的な話ですね。(「昔はワルだった」ってのもそういうクチかな?)


さらには、「自分より弱い立場の人」から承認欲求を得ようとします。


社長だったら社員や外注先に、上司だったら部下に、先輩だったら後輩に。更には、親が子供から承認欲求を満たそうとするケースなんぞもあるようです。(毒になる親ってやつですね)


「過去の自分」と「自分より弱い立場の人」から承認欲求を過剰に得ようとする自分の心


社長って役割に限らず、ある程度の年齢になったらこれとは対峙したいですね。


承認欲求は、「過去の自分」ではなく、「現在の自分」で。


承認欲求は、「誰かに求める」のではなく、自分の存在や行動に対して「結果として誰かから与えられる」。


そんなものなんでしょう。


更にいうと、大人の承認欲求ってのは多くの場合「声にならない声」として与えられるものでしょうから、その声を聴くセンスと人間に対する一定の信頼感が必要なのでしょう。

November 9, 2012 |

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