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2013.01.17

どうやら、「エピソード記憶」はだいぶいい加減なものらしい

「会社を辞めて旅にでようと思ったきっかけは何ですか?」


いままで何回かいただいた質問ですね。


で、その質問には「東京勤務にしてくれる、といっていたのにいきなり転勤にされたから会社に不信感があった」だとか「上司が会社の悪口を口にするのを聞いてて嫌になった」だとか「自分の言葉で語れる経験が一つでも多く欲しかった」だとか「ずーっと飛び込み営業をしていたくなかった」だとか「高田純次(注・元旅人です)の話をきいてうらやましいとおもった」だとか「沢木耕太郎さんの本に刺激を受けた」だとか・・・


という具合に自分の「エピソード記憶」があるわけです。


けど、この「エピソード記憶」ってのはどうもいい加減のようですね。


自分は原典にあたっていないので偉そうなことはいえないのですが、「『エピソード記憶』はそもそもいい加減なものだ」という研究もあるとか聞きました。


過去を勝手に書き換えて、自分の都合のいいように解釈するのがそもそも人間って生き物のようですし・・・


そう考えると「自分が会社を辞めて旅にでようと思った」なんて話も、自分自身のことなのですが事実はよくわからないということになるわけです。まあ、昔の話は美化されますしね。特にそれが、チャレンジ系の話だとですね。


世間に流布する「ベンチャー企業社長の成功体験話」などは、多くの場合「エピソード記憶」がてんこ盛り。で、自分のブログもおそらく「エピソード記憶」がいたるところに散らばってるのかと。


この「エピソード記憶」。


人間、過去は変えられませんが「エピソード記憶」の書き換えはいくらでも可能なようですね。


自分は過去「なんで自分ばかりこんな目にあうんだ」というように感じた頃があったのですが、これだってたぶん「エピソード記憶」。


自分にとって都合の悪い記憶は書き換える


たぶん、これは人間が主体的に生きて行くための一つの意思表明なのでしょう。安易なポジティブ思考とは明らかに一線を画すものかと。


過去にあった嫌な「エピソード記憶」を主体的に書きかえていくと、陰ながら支えてくれていた人の存在に思いが馳せられる瞬間があったりするから不思議なものですね。

January 17, 2013 |

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Comments

冷静盛り合わせさん> コメントありがとうございます!「クレイになれなかった男」ってこのシリーズでしたっけ?

読んだことはあると思うのですが、印象はいまいちなんです。

自分は、『深夜特急』が一番で、『テロルの決算』と『一瞬の夏』が大関ですね。

沢木さんの本ってタイトルの付け方が絶妙です。一瞬の夏、とつけたセンスには男ながら惚れます(笑)

いつか、沢木さんが江川&小林の物語を書いてくれたらいいなあ。

Posted by: 大塚和彦 | Jan 19, 2013, 2:00:29 PM

私、沢木耕太郎さん特に「敗れざる者たち」が好きで、家の棚にボロボロになってます(笑)

Posted by: 冷菜盛り合わせ | Jan 17, 2013, 6:49:33 PM

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