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2013.01.21

「よい」と「迷惑」がせめぎあう

「皆さんがセミナー参加しても、社員のみなさんはただただ迷惑なだけですから」


と、先週参加した研修での先生の一言。


まあ、「あたらずとも遠からじ」なのでしょう。


外部のセミナーにでると新しい気づき(といっても、たいがいは忘れていたことだとか、自分自身で抑圧していたことばかりなんでしょうけど)があったりしますから、発言や行動が変わったりします。


で、「社員のみなさん」はそれに振り回される、という局面がでてくるわけです。


でも、参加している社長ってのはどこかに「俺がでている研修は必ず会社のためになる(=社員のためになる)」と思っているはずなんですよね。


まあ、分かってることとはいえ、この温度感の違いはホントにこまったものです。


経営者や幹部社員が「よいことだ」と思って疑わないことが、実は周囲から「迷惑」だと思われている


研修の例を挙げるまでもなく、この手のことは会社にいっぱい存在していますね。


「新規事業に突っ込めば突っ込むほど、なぜか社員が離れていく」というケースなんてよく見聞きしますが、多くの場合、根底には「よい」と「迷惑」とのせめぎ合いがあるんでしょう。


で、「よい」がなかなか通じないから「よい」を伝えようとして経営層はどんどんとつっぱしったり、態度に出していくわけです。


こんなことしていても、「よい」と「迷惑」はまったく埋まらないでしょうけどね。


たぶん、経営層は「そもそも、自分らの手がける『よいこと』ってのは、周囲からは迷惑な可能性が強い」と思っていればいいのですよ。


経営層の「よいこと」が皆の「よいこと」であるのは、会社がある程度のステージを越えてからはたぶん幻想的な話でしょう。


そう考えるからこそ、迷惑なことをやってもらっている周囲の人に対して幾ばくかのリスペクトが生まれるのでしょう。


「給料払ってるんだから当たり前だろう」だとか「働くってのはそいういうことだろう」って考え方していると、経営層はいつまでたっても自分がしんどい思いをしなくてはならないと思うのです。

January 21, 2013 |

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