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2013.08.27

酔狂な仕事

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この仕事はオレがやったんだ。


男子たるもの、一生をかけてでもそんな仕事の一つや二つは欲しいものです。


けど、自分の場合、それは万人が評価してくれなくてもいいわけです。


むしろ、「よくぞこんな仕事やったよなあ、お前」ってどこかにバカにされたようなニュアンスがある仕事を残していきたいのです。自分はですね。


いうなれば、酔狂な仕事。狂って、酔わないとできないような仕事です。


『アントニオ猪木全記録』デビュー50周年記念公式写真集、はまさにそんな仕事ですね。


200万カットのネガフィルムから集めた写真、とあとがきにありますが、昭和のプロレスマニアを自認する自分すらみたことない写真の数々。


いやややや、よくぞ編集者よこの企画を提案した。いやややや、よくぞトップがこの企画にゴーサインを出した、という素晴らしい仕事です。


昭和49年の猪木VSストロング小林戦の試合前に殴り合う二人の写真が3カットありますが、たまらない空気感ですね。

2


この写真、考古学者が古代の遺跡を発見したような感覚、といったらいいすぎか(笑)


時代の風雪に埋もれてしまった写真に光を当てた編集者と版元に祝福を。


猪木信者はたぶん、壮大な絵巻物のような形で眺めているはず(笑)かくいう自分、こないだは、気がつくと3時間眺めました(笑)


5,000円のこの本、何部売れたのかは分かりませんが、一部の人間のハートをわしづかみにしているはずですね。うらやましい仕事です。

August 27, 2013 in 仕事のことについて, 格闘技について |

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Comments

筆者の関係者さん>コメントありがとうございます!

スゴい本ですよ。ゴングや週プロを穴があくほど読んでいた自分ですら見たことがない写真の数々・・・宝探し感満載です。

全てモノクロなのが月刊プロレス時代を彷彿させるようで、これまたグーです。

ぜひ一読ください!

Posted by: 大塚和彦 | Sep 5, 2013 10:09:04 AM

この本はかなりマニアックと聞いている。シャッターチャンスを外した写真も普通に掲載されているらしいね。出版業界の心意気を感じさせる作品なんだろうな。

Posted by: 筆者の関係者 | Sep 3, 2013 11:11:02 AM

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