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2014.02.06

いまいる場所に在り続けることの覚悟

住宅会社で歩合の営業マンをしていた1998年頃の話。


「将来のビジョンをつくる」的な本をたまたま手に取りました。


そこには数々のワークシートがあって、それらをまとめると「将来のビジョン」が完成する、という本です。


「よし、やってみよう」とペンを手にとり着手したのですが、最初のページで手がとまりました。


なぜなら、こんな一文があったからです。


「将来のビジョンは今現在とは違うどこかにあるんじゃなくて、今日の生活や仕事にきちんと向き合った先にあります。


今、仕事をしている人は『最低でも5年は今の仕事を続ける』という覚悟を持った上で、このシートに向き合ってください。云々」(だいぶ自分の言葉で表現しています)


当時の自分、「これから先、仕事どうしよっかな?」と考えていました。


歩合だから生活は不安定だし、連日の飛び込み営業や夜訪(帰宅時間を狙って訪問すること)も「はたして、これが精神&肉体的にいつまでできるのか?」って思ってましたしね。


だから、『5年間は今の仕事を続ける』って覚悟なんか毛頭持てなかったわけです。


あれから16年が経過しました。


「自分がいまいる場所に在り続けることの覚悟」


16年前の自分にとっては耳が痛いんですが、いまの会社組織に足りないのはこんな意識じゃないでしょうかね?


「もっと他にいい場所があるんじゃないか?」って青い鳥症候群だったり、「ここに居続けないと生活が心配」という執着心だったり、「いやなことがあればいつ辞めてもいいや」って開き直りだったり・・・


「人は覚悟をしなくなってないか?」と思うのです。


人間、覚悟を決めた所で将来はどうなるかわからないわけです。覚悟をしても、転職や独立、旅人へ転身って道が開けてるかもしれないわけです。


けど、今、今日、この場所で「自分がいる場所に在ることの覚悟」が持てないのは残念なことだな、と思います。時間は有限ですし、モラトリアム的な生き方はクセになりますし。


覚悟は選択であり、決断です。


どこかに逃げ道を探す生き方はやめて、「いまいる場所に在ることの覚悟」をまずは決めろ


今思うと、「5年間は今の仕事を続ける覚悟」と書いた著者はこんなことをいいたかったのかもしれませんね。


誰の、どの本だったか忘れましたが、なかなか本質的なことを書いていたなと思うのです。

February 6, 2014 in 人間の美意識について, 仕事のことについて |

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