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2014.02.27

「作り手の人格」を込める作業

夏までに、ある商品を市場に出します。


で、「この商品が使われそうなシチュエーションをたくさん考えるように」と現場に指示を出しています。


「たくさん」とは抽象的ですが、イメージとしては100通り。自分自身でも20通りくらいはすぐに考えつきましたが、なかなかハードルが高いですね。


実際は、100通りのつかわれ方を考えても、その通りに使っていただけるわけがありません。ユーザーは常に作り手の期待を裏切りますしね。


しかしながら、


「えっ、こんな使い方するの?考えもしなかったわ•••」


と、いい意味での裏切りをするのもユーザーであるわけです。


そんなところから、「どうせ分からないならまずは市場にだして反応をみればいいじゃん」という意見も生まれます。


原因と結果の因果関係がみえにくい複雑系の社会です。確かにそれも一理あるのでしょう。


ただ、あらゆるプロダクツは「作り手の何らかの意志」が込められています。さらに言うと「作り手の人格」のようなものも込められています。


この「作り手の人格」を込める作業。


それが、「商品が使われているシーンを徹底的に想像する」ということじゃないかと思うのです。


どんな業界の、どんな商品だって「作り手の意志」なきところに商品は存在しないわけです。


商品は時間と空間を越えて存在しつづけます。(むろん、いつかは形なくなりますが)


顔も名前も知らない方が商品を手に取って、作り手の人格を感じとるわけです。


そんなことを考えると、できる限り「作り手の人格」を込めて世の中に出したいと思うのです。

February 27, 2014 in 仕事のことについて |

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