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2014.04.04

イメージすることは力である

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古今東西、人間は言語化できないものをイメージの力で形にしてきた。


イメージができると、人は安定する。


姿が現れることによって、コントロール下に置けるから。


姿が現れることによって、自己同一化から脱却できるから。


姿が現れることによって、周囲との対話が可能になるから。


今の時代、市井の一個人は「イメージされたものに囲まれている」時代感を生きていて、自らが「イメージ化」する機会がなくなっている。


便利といえば便利、ラクといえばラク。


人間を悩ます死や病、老いや苦しみへの恐怖。みえないものへの怖れや自然への畏敬・・・イメージが不足するからいいようのない怖さが増長する、といえないでしょうかね。


イメージすることは、力です。生を地に足つけて生きていくための主体的な働きかけです。


「イメージの力」展 6月9日まで国立新美術館で開催です。世界各国のお面の展示コーナーはなかなか圧巻でした。


この展覧会のネーミングをした方のセンスはすばらしいですわ。

April 4, 2014 in 人間の認知について, 観た映画、読んだ本、行ったイベント |

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