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2015.01.13

『古事記』は「無益なエクササイズ」として読んでみる

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「なにかをしたら、なにかが得られる」


もしくは、


「なにかをしたら、なにかになれる」


そんな価値観バリバリな世の中を、ワタクシたちは生きています。


だから、「(日本の神話の)『古事記』をぜひ読みましょう!」というと、「『古事記』を読むと何が得られるんですか?」的な反応が返ってきます。


「『古事記』を読むと、自分がどう変わるんですか?」的な質問がきたりします。


そんな質問に対して、「精神性が高まる」だとか「神話を理解することで地に足がつく」という答えをすることは可能かもしれません。


けど、ちょっとずれてると思うのですよね。。。。だって、『古事記』にはそんなエゴ丸出しの神々はいらっしゃらないし(笑)


「なにかをしたら、なにかが得られる」という発想は、現代人だったらフツーに行う思考パターンでしょう。


けど、たぶん『古事記』はこれとは対極にあって、「自己の役割や使命を果たしたら、あとの結果はこだわらず」って世界だと思うのです。


ワタクシの経営方面の師匠は、「『無益のエクササイズ』を生活に入れろ」とよく口にします。


自分の解釈では、「なにかを得るためになにかをする」のではなく、「なにかを得るとか得ないとか考えずに、毎日たんたんとなにか(エクササイズ)をする」ということ。


本を読むでも、文章を書くでも、人と会うでも、勉強するでも・・・「益を求めない行動を日々の中にいれておく」ということかな、と。


『古事記』も「読んだら○○が得られる」という頭なしに、


「日本人だから神話の一つくらい知っとくか。自分の人生のどこで役にたつか分からないけどねえ・・・役にたたなくても、それもよし」


そんな心持ちで読むといいのではないでしょうかね。


「無益なエクササイズ」の積み重ねは、いつか豊穣な世界をつくりだしてくれるとワタクシは信じて疑わない一人です。


「俺の人生、歩んできたら過去には想像もできない世界が広がっていた」なんてのは、ほとんどが「無益なエクササイズ」を続けてきた先にある世界観でしょうしね。


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※以下、そんな『古事記』に関するご案内です


講師 小野善一郎先生(湯島天満宮 権禰宜•國學院大学博士)
先生の講義は、「学ぶ」というより「感じる」内容です。先生とは同じ時代に國學院に通っていたというご縁もあり、一参加者として毎回楽しみにしています。


◉1月24日(土)「日本を元気にする古事記のこころ」二子玉川勉強会
14:30〜16:30
お申し込みはこちらからです。


◉2月6日(金)「第7回古事記勉強会〜日本人の心を取り戻そうIN横浜」
9:30〜11:30


以下、主催者告知から抜粋になりますーーーーーーーーーーーーーーーー


第7回目は【黄泉の国】
火の神をお生みになった伊邪那美命(イザナミノミコト)はそれが原因で命を失ってしまいます。


嘆き悲しんだ伊邪那岐命(イザナギノミコト)はもう一度会いたくて地下にある死者の国と言われる黄泉の国に呼び戻しにいかれました。そこでの出来事を通して『黄泉戸喫』(ヨモヘツグイ)と伊邪那岐命が黄泉の国で禁忌を犯したことの意味の2点について読み解いていきます。


古事記に残されている出来事と私達日本人で考え方や風習などと関連していることがわかる日本人の細やかな心遣いの真意がわかるかもしれません。


単なる古事記の解説だけではなく、小野善一郎先生の著書から、古事記のお話しをもとに、日本人が自分自身と向き合い、日本人としての根本の道理、その本質を取り戻すためのお話しです。


【会場】かながわ県民サポートセンター 3階302号室
横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2
JR・私鉄横浜駅 北西口・西口から徒歩5分
アクセス http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html


【会費】
2000円(高校生まで無料) 当日お支払いください。
☆お子様連れ可


■お問い合わせ連絡先
japan.kokoroagain☆gmail.com   ←メール送信の際は、☆を@に変えてください

January 13, 2015 in 仕事のことについて, 尊敬する人、または師匠筋, 観た映画、読んだ本、行ったイベント |

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