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2015.03.26

苦悩の時には、ノウハウはまったく役にたたない

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「なんでこんなことが起こるの??」


かつて、仕事の人間関係をめぐる「苦悩」に直面したときがあります。


自分が見ている現実と、周囲がみている現実とのギャップにただただ驚き。意味が分かりませんでしたね。


「オレはおかしくなったか?」と思って臨床心理士のセッションを受けにもいくわけです(笑)(徹底的にやってやろうと思って結局、3年行きました)


その頃、当たり前のことに気づいたのです。


「苦難の時に、経営や人間関係のノウハウはほとんど役立たない!」(当たり前じゃん、、、ですが)と。


何の因果か31歳で創業し、経営をすることになりました。


何もわからないのでとにかくがむしゃらに経営だとか人間関係の本を読みました。その手のセミナーにもお金を使いましたし、テープやDVDの教材もとにかく買いました。


世の中は、「中小企業の社長が勉強するブーム」に溢れていた時代でした。有象無象のマーケッターやコンサルタントがキラ星のごとくでては、どんどん消えていく時代でした。


それらの方のノウハウは、場面場面では役立つこともありました。


これらがあったおかげで基礎体力みたいなものもできた感もありますし、どこか自信にもなりました。


ただ、


●人間が心底苦悩に直面したとき


●意識の力(ポジティブシンキング)なんかじゃ乗り越えられないとき


には、まったく役立たないことに実体験として気づいたのです。


考えてみれば、あたりまえ。経営のノウハウなんてのは、数百年の歴史の風雪に耐えた普遍的なものなどないですからね。


「環境」「条件」などの変数が変われば、一気に使えなくなるものばかりだし、「人間の個性」っていう大事な部分を度外視したものばかり。。。


私は「いままで役にたつ!」と思ってたものが何ら使えない状況の中で、どーしたもんか、と思っていたわけです。


そのころ、ふと思ったんです。


「一人の経営者が、与えられた環境や条件の中で、四の五の言わず、自分が直面したできごとにどのように対応していくか」


これが経営じゃねか、と思ったのです。


文章で書くと「へー」かもしれないですが、これは私にとってパラダイムの変換だったわけです。


これまでは、「自分の理想があって、そのためにどうするか?」•••それが経営だと思っていたのです。ビジョンを描いて、理想と現実の間のギャップを埋める作業が、社長の役割だと思っていたのです。


それが、「直面するできごとにどのように対応していくか?」になったわけですからね。


どこか年寄りくさいし、どこか淡白だし、どこかあっさりしてる


それまでは、がむしゃら系でしたから、これを受け入れるのはかなり大変でした(笑)


けど、「その先にこそ自分が目指す経営者像がある」がなんとなくの予感から、確信へとどんどんと変わっていったんです。


そうしたら、日本の古の伝承『古事記』やインドのヨガ哲学『バガヴァッドギーター』など数千年の歴史を持つ本がいままでとはまったく違った形で読めるようになったわけです。


これらの根底を流れている考え方と、自分の志向するものとが同じ線の上にあるような気がしたのです。


それはまるで、「お前の生き方は正しいぞ」といってくれているかの気分。「そんな経営者がいてもいいじゃないか」といわれている気がしたわけです。


これらの物語にでてくる主人公の苦難に自分を投影さえすれば、苦難は苦難じゃなくなる、と感じたわけです。


で、それを会社経営者の立場としていつかつたえていきたいな、と思ったわけです。


社長として経験した「苦悩」、そしてそこでつかんだものは、次の時代の社長の財産になるなと思ったわけです。その思いが「苦悩」を耐えているときの、自分の励みになったわけです。


あさ、ふとこんな過去のことが頭をよぎったので自己開示。ってか、久しぶりのブログ更新なのに記事が長いし(笑)


March 26, 2015 in 人間が悩むということ, 人間の成長について, 人間関係に関すること, 仕事のことについて |

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