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2020.04.28

中学生や高校生でも語れること

 

「日本の経済はどんどんと悪くなって、倒産や失業が増える」

 

SNSを見てると、そんな投稿が目につきます。で、新型コロナ感染症のニュースも相まって、にわかに信ぴょう性も帯びてきます。

 

でも、よくよく考えてみたらその辺の中学生や高校生だって、これくらいのことはつぶやけます。

 

国やメディアが伝える「情報」。そして、企業から個人から発信される「情報」。

 

それらが拡散され、「どれが本物か、どれが事実か」わからないまま大量の「情報らしきもの」が世界を浮遊しています。そんな「情報らしきもの」を取り込んで、「自分事」として発信するのは誰でもできること。

 

むしろ、情報がすくない時代を生きてきた我々世代(1970年生まれです)よりも、デジタルネイティブの中学生や高校生の方がもっと鮮やかに「意見」を組み立てるかもしれませんね。

 

私的には「誰でもやれることはなるべくやらない」という美意識を持っていたいです。

 

だから、講座であれ、SNSの発信であれ「中学生や高校生でもしたり顔で語れるようなことを偉そうに語らない」と「自分の肌感覚だけで世界をぶったぎるような真似をしない」は心に留めています。

 

私ごときに「ぶったぎられる世界」・・・

 

世界は、そんなに小さくないですし、シンプルでもありませんしね。複雑怪奇にして、摩訶不思議なもの。それが世界の本質でしょう。私にとって世界とは、「軽々しく語るにはおこがましい」って位置づけです。

 

「世界のこと」を偉そうに語るよりも、「自分はこの世界の中でどうふるまうか?」の方がよほど大事なことかと。

 

「これから大きく世界は変化する」だとか「景気がどんどん悪くなる」だとか、人の数だけ見立てがでてくるのが現代です。それはそれで受け止める。

 

で、さまざまな見立ての中から自分のポジション(立ち位置)を決め、「自分はこうふるまう」と決める。

 

ここには、中学生や高校生より我々の方がアドバンテージがあるわけです。知恵(悪知恵も含む)や経験、人間関係を総動員して「自分だけの答え」を出していく必要があるからですね。

 

「自分だけの答え」を出すのは、面倒ですし、しんどいこと。

 

だからこそ、普通の中学生や高校生ができないことでもあると思うのです。大人なら、ぜひぜひこの分野で勝負したいものです。

 

 

 

 

April 28, 2020 | | Comments (0)

2020.04.24

コロナが終わったあとも、我々は働いている

 

「外食したくてしたくてたまらない・・・」 

「旅に出たくて出たくてたまらない・・・」 

「酒を飲みにいきたくてたまらない・・・」 

 

自宅待機を余儀なくされた今のわが国は、行き場のない欲求がふつふつと出口を探している状態ですね。 

 

欲求という風呂敷は、一度広げたらたたむのが難しいもの。なので、このふつふつとしたエネルギーは一気にどこかに向かっていくのでしょうね。 

 

自宅待機要請が解除された時なのか、治療薬が完成したという報道なのか、多くの人が免疫を持ったという結果がでてきた時なのか・・・タイミングはわかりませんが、一気に欲求が噴き出してくると私は思っています。 

 

昨日、現役の経営者10人ちょっとでミーティングがあったのですが、今の時点でもうすでに「欲求のエネルギーが向かっている場所」があるような感覚を受けました。 

 

「消費は落ち込む一方で、どんどんと景気が悪くなる」 

 

今後、そこまで悲観的になる必要はないと思います。だって、「満たしたい欲」と「満たしてくれるサービスや商品」とがセットになって資本主義はなりたっているのですから。 

 

「これを機会に人間の欲が少なくなっていくのでは?」 

 

という意見もあるようです。けど、現代人の欲の広げ方は半端ないですから、一気にそんな世界がくることはないでしょう。 

 

今は大きな影響を受けている「旅行」「飲食」「バーやラウンジ」にはいつか必ずお客さんは戻ってくるとわたしは信じて疑っていません。 

 

そして、さらに新たな欲求を満たすサービス 

 

「外出しなくてもフレンチのフルコースが食べられるサービス」 

「オンライン飲み会を仕切って、盛り上げてくれる企画支援業」 

「電話会議のストレスが大きく軽減される商品・サービス」 

 

その手の「自宅待機要請があったから生まれた企画」も次々生まれてくるはずです。 

 

大切なのは、「コロナが終わったあとも、我々は働いている」という強い自覚を持つことでしょうかね。感染症の怖いところは、こういう自覚をも疑わせてしまうところにあるのですから、まずは断固とした意志を持つこと。 

 

そして、「コロナ後に、お客さんの欲求を受け入れる態勢」をきちんとつくっておくこと。 

 

いま「目先の売り上げはないけど、毎日が忙しい社長」というのがたくさんいらっしゃるそうです。これ、アフターコロナを見据えた「欲求を受け入れる態勢づくり」をしているということなのでしょうね。 

 

 

April 24, 2020 | | Comments (0)

2020.04.21

動画配信でインド哲学は教えられるのか??

 

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週末、インドのヨガ哲学『ヨーガスートラ』のZOOM(動画配信システム)講座に参加しました。インド哲学とは「人間とは?世界とは?」を哲学的に考えていくアプローチです。 

 

 

『ヨーガスートラ』とは紀元前後にまとめられたヨガ哲学の経典ですね。この手の教えを使って哲学的な学びを深めていくんです。私もたまにこの経典の講座をやりますし、最も関心のあるテーマの一つです。 

 

 

これ、申し込みをした時から思っていたことがあるのです。 

 

 

それは、「インド哲学を動画配信で伝えられるのか?」ということ。 

 

 

インドの聖典に『ウパニシャット』というのがあります。これは日本語に訳すと「先生のそばに座る」という意味らしいですね。 

 

 

あくまで私の解釈ですが、「先生のそばに座る」とは、単に知識を学ぶだけではありません。 

 

 

先生のそばで空気を感じながら、「息づかい」や「表情」、「声の波動」などを通して、「文字や言葉にはならない何か」をも理解していくことかと思っています。 

 

 

これ、果たしてZOOMで伝えられるんでしょうかね?? 

 

 

さて、世界ではZOOMでの講座が花盛りですね。「これから時代は変わる」と鼻息荒い起業家もたくさんいらっしゃるみたいです。 

 

 

かくいう私も、動画を使っての遠隔は徐々にやっていくつもり。簡単な動画配信であれば、質のいいものがたくさんでていますし、誰でもすぐに参入できると思いいます。 

 

 

けど、「動画配信で『文字や言葉にはならない何か』を伝えられるかどうか?」については、これから思索や検討が重ねられていくんじゃないかな、と。 

 

 

今回、講師の先生が「一般の講座だと人に向かってしゃべっているんだけど、動画だと本に向かってしゃべっているみたい」といみじくもおっしゃっていました。 

 

 

これ、至言ですね。私的には、動画配信に対するヒントがたくさん含まれているコメントととらえました。 

 

 

伝統を残しながら、伝統を改革していく。大きな時代の過渡期にわれわれは位置しているのかもしれませんね。 

 

 




April 21, 2020 | | Comments (0)

2020.04.20

ダラダラとした自動書記のすすめ


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「リモートワークになって売り上げが途絶えた。これからどうしよう・・」 

 

とある個人起業家の方とそんな話になりました。いまや、多くの起業家を直撃している課題ですね。最近、ずっとこのテーマで悩んでいるのだといいます。 

 

・・・多くの起業家が直面している現実かもしれませんね。 

 

ただ残念なことに、起業の世界において、「どうしよう・・」に対して誰にでも通用する解答(一般解)はありません。なぜなら、起業家によっておかれている条件が違うからです。 

 

特に、「手持ちのキャッシュ(現金)の有無」と「月々にかかる経費(家賃や事務所代も含む)」は、人によりまちまち。 

 

われわれが考えるべきは「自分の場合はどうだろう?」という「個別解」のみ。これをなんとかかんとか出していかないといけないわけです。冒頭の相談者も、そしてもちろん、私もです。 

 

さて、それをどこからはじめたものか。。。 

 

わたしは、スケッチブックに自動書記をすることをおススメします。(他人に勧めているということは、自分でもやっています) 

 

大きめのスケッチブックを買って、思いつくままに文字を書いていくのですね。テーマがあっても、テーマがなくてもかまいません。とにかく自由に、思いつくまま書いていくわけです。 

 

「これから先どうしよう・・・」と思うならば、今の不安ややるせなさを書いてもいいでしょう。「1000万円が手に入ったら・・・」みたいな理想的な話をだらだらと書いてもいいでしょう。途中でイラストを描きたくなったら書いてもいいかもしれません。 

 

とにかく、思いつくまま書いていくわけです。 

 

この作業、私たちの「悩む」というマインドを抑え込むのに役にたちます 

 

冒頭の相談者が口にした「これからどうしよう・・・」という意識。これ、明らかに「悩んでいる」状態です。人間ですから、これをゼロすることはなかなか難しい。けど、起業家ならば意志の力で押さえつけることも必要です。 

 

でないと、「悩み」は次の「悩み」や「不安」を携えてやってきます。そして、そんな状態からは「個別解」が生まれにくいからです。 

 

自動書記をして文字を書くということは、「悩み」のマインドを「考える」に方向付けしていくことです。人はあれこれ悩みながら、同時に文字を書くことはできませんからね。 

 

さらに言うと、ダラダラと書いた内容は、いまの自分とは無関係なことは何一つありません。すべてが今の自分からでた言葉ですし。 

 

これを客観的に見ることは、おそらく「これからの自分を考えるための種」になずはすです。 

 

かかる費用はスケッチブック一冊のみ。 

 

 

時間はかかるけど、副作用なしです。ぜひお試しあれ。 

 

 

 

April 20, 2020 | | Comments (0)

2020.04.17

自粛中に、どんな本を読んだらよいのだろう?

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サッカーの本田圭佑選手がこんなTwitterをアップしていました。 

 

 

「いいね!」なんと3.5万。すごいですね! 

 

 

わたしも同じような考え方です。「本を読み漁る」なんて贅沢ができる機会は、人生の中でそんなに訪れないはずでしょうし。(もちろん、家庭の中での役割があっての上での話でしょうが・・) 

 

 

ただ、普段、読書をしていないと「どんな本を読んでいいか問題」に直面するわけです。 

 

 

これ、けっこう難しい問題ですよね。なぜなら「ある程度の読書量」がないと、「どんな本を読んでいいか」という「能力」が生まれてこないからです。 

 

 

「普段、読書をしていない。けど、自粛を機会に本を読みたい!」という方に私がおススメするのはNHKの番組『100分de名著』がブックレットになったものです。 

 

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『100分de名著』 

https://www.nhk.or.jp/meicho/ 

 

国内外の名著が専門家が、全4回(番組でいうとわずか100分!)その本の主題をわかりやすくまとめてくれています。 

 

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1回あたりの分量は、30分のテレビ番組1本分と短いので「読書は苦手」という方でもギリギリ耐えられる範囲かと思います。さらに、テレビの視聴者にむけに平易な言葉でまとめられている工夫がそこかしこに見えられます。 

 

 

上の写真に写っている『善の研究』や『正法観蔵』なんて、一生かかっても読めるかどうか、みたいな本ですけど・・・ま、ざっくりと知るということですね。 

 

 

このブックレットの中から「なんとなくピンときた本」をいくつか選び、トライしてみることをお勧めします。 

 

 

大切なのは「読めなかったら素直にあきらめる」ということ。せっかく本を読もうと思ったのに最初から「挫折体験」はあまり好ましくないです。 

 

 

このシリーズで取り上げられている本は、古今東西に普遍的な価値を持つ名著ばかり。 

 

 

この手の本は、「本が読者を選ぶ」なんていわれることがあります。「私たちの準備ができてはじめて理解できる」ということですね。 

 

 

いずれそんな世界に立つことができたなら、この自粛が与えた「マイナスポイント」も 

少しは相殺できることでしょう。 

 

April 17, 2020 | | Comments (0)

2020.04.16

「業界」はこれからどうなる?

新型コロナウィルス感染症は、「業界」ってものの存在を改めて感じさせました。

 

私は占いだとかのカードを出版していますから、たぶん「占いカード業界」に所属しています。でも、業界団体などありませんから、「おたくがメンバーだ」などと誰も証明してくれません。自分で勝手に思っているだけです。

 

で、もっと大きなカテゴリーとしては、「占い業界」に所属しています。うちのカードは占い館にたくさんおいてありますし、お客さんに占い師さんも多い。まさに切ってもきれない関係です。

 

同様に考えると、「スピリチュアル業界」にも所属していますし、「出版業界」の住人でもあるともいえるでしょう。人は、社会から切り外されて一人じゃ生きられない。会社も同様ですね。

 

先月、大手企業が一気にリモートワークに取り組み始めた時期がありました。

 

けど、当社を含め「業界」の多くの会社は思い切った判断ができなかったわけです。だって、判断するための「事実」があやふやですからね。そして、経営基盤だって大手企業ほど盤石じゃないですから、判断が死活問題にもなりかねない。

 

で、いわゆる「様子見」の景色がはじまりました。

 

その後、業界の中で他の会社が動き始めると、一気に流れがやってくる感がありましたね。特に「出版業界」はバタバタバタとリモートワークに移っていった。

 

「あそこはまだ普通に営業してるの?」みたいな空気になっていくには、時間はそうそうかかりませんでしたね。「業界」の人たちの意識が変わる瞬間を垣間見れたようで、それはそれはいい経験でした。

 

それにしても、「業界」って不思議な概念ですよね。

 

普段はライバルのようでいて、緊急時になると「あそこの会社はどうしてる?」って気にしてしまう存在。

 

同じ時代に、同じような商材・サービスを、同じようなお客さんに対して提供しているという運命共同体みたいな存在。

 

競合会社ってのは、言葉を変えていえば「業界の生態系を一緒に作り出している仲間」といえないでしょうかね。「業界」っては、一つの会社が孤軍奮闘していても生まれませんから。

 

これから、「業界」の中で、会社や個人の垣根を超えた協力がはじまっていくでしょう。SNSを見ている限りの話ですが、そんな萌芽はそこかしこに見えてきていますね。

 

そこは、「競争相手が宣伝をすると、自社の売り上げにも影響する」って世界観かもしれませんね。逆を言えば「自社が宣伝をすると、競争相手のメリットになる」ってことです。

 

いずれ、成熟した起業家でないとなかなか踏み込めない世界がやってくるのかもしれません。

 

April 16, 2020 | | Comments (0)

2020.04.15

変わっていく中で、変わらないもの

「これから時代は大きく変わっていく・・」

 

最近、そこかしこで聞くフレーズです。新型コロナウィルス感染症によって、「社会のあり方」や「人々の価値観」が変わっていくということですね。

確かに、大きく変わっていくことでしょう。でもよくよく考えてみると、この手の時代認識は、ごくごく普通の中学生でも口にできる意見なわけです。

未来予測学者と呼ばれたドラッカー博士のように、専門家がさまざまな事実に基づいて時代を予測をするならともかく、自分(及び、その周辺)の生活感あふれる肌感覚からの意見にはわたしは正直まったく興味がありませんね。

 

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※経営学者ドラッカー博士の未来予測の本です。いま、リモートワーク期間に再読中。

 

逆に「いままでは時代がゆっくりとしか変わらないと思っていたのかね・・・?」なんて思うわけです。

「これから時代は大きく変わっていく」なんてのは、資本主義の社会であればいつの時代にも通用する普遍的な概念(?)です。だって、日々刻々と変化をしていく人々の欲求や価値観を満たすのが資本主義ですから。「変わる」のが日常であって、「変わらない」なんてのはありえないわけです。

さてこんな時代に、起業家はどんな立ち位置にいたらいいのでしょうかね?

これは、わたしの先生の受け売りになりますが、「大きな変化の中でも、変わらないものは何か?」にフォーカスすることかと思います。

本日現在、私の住んでいる東京都ではライフライン(水道や電気、ガス)は普通に稼働しています。携帯電話もインターネット環境もそのままです。本数は少なくなっているのかもしれませんが、電車は動いていますし、営業時間は短縮されたとはいえ飲食店もオープンしています。

これ、変わらないものですよね。普段はあまり意識していませんが、「私たちがビジネスをすることを支えてくれているもの」です。

もうちょっとミクロな視点でいうと、当社で主催する講座の多くは延期や中止になりました。これは、変わってしまったものですよね。

けど、インターネットでのカード販売数はそんなに変わっていないようです。そして、宅配便・郵便はストップしていないので、流通についてはまったく変わっていません。

カードを卸してくれる国外・国内の会社は多くが営業を制限しているようです。けど、ウィルスの事態がおさまったら変わらずに取引がスタートすると思います。

カードの印刷をしてくれる会社は時短をして変わらずに営業しているようです。HP制作でお世話になっている会社はリモートワークでの通常営業にシフトしました。

海外取引をサポートしてくださっている会社はもともとリモートワークをしていますし、会社の数字を見てもらっている会社も変わらずにやりとりがあります。

・・・そう見ていくと、「変わらないもの」の豊かさに驚くわけです。

大きな変化の時には、どうしても「変わるもの」に目が向きがちです。人間は変化が好きではないですから、「自分に苦痛をもたらすものを遠ざけたい」というマインドが動き始めるのでしょう。

けど、「変わるもの」の本質は「不確かなもの」です。そうなるかもしれませんし、そうならないかもしれません。

一方で、「変わっていないもの」の本質は、「今の現実・事実」です。いま、目の前で実際に起きていることがらです。

起業家の役割は、「今の現実・事実」を直視して、それを踏まえた「打ち手」(ビジネスの計画)を考え、実行していくことです。逆に、「変わるもの」に一喜一憂するということは、経営の軸足が「不確かなもの」におかれているということです。

新型コロナウィルスによる未曽有のできごとは、起業家の「どこにどう軸足を置くか?」が問われている時代。どうしても「不確かなもの」に向きがちな自分の意識を、「今の現実・事実」に向ける知性が必要ともいえるでしょう。

 

April 15, 2020 | | Comments (0)

2020.04.14

映像配信の流れが一気にやってきた

映像配信の流れが一気にやってきましたね。

 

ZOOMを使って講座をしたり、対面セッションをしたりはもはやめずらしくないものになってきます。

 

昨日、やりとりした方も「映像配信に着手したいが、なかなか手が付けられていなくて」という話をされていました。今やらないとやばいんじゃないか、という感じでしたかね。

 

さて、この映像配信ってこれからどうなるんでしょうね?

 

わたしは、

 

「配信する側」「受信する側」がそれぞれが飽きはじめた時からが勝負

 

だと思っています。

 

 

新しい時代の流れができはじめると、そこに多くの参入者が入ってきます。そして、多くの人がそこに可能性を見いだし始めます。

 

十数年前にブログというシステムを知ったときは、「個人でも情報発信が好きにでき、更新が自分でできるなんてなんて素晴らしいんだ!」と狂喜乱舞(?)したものです。

 

けど、「たくさんあるもは淘汰がはじまる」は世界の摂理ですから、参入者の増加にともなって淘汰がはじまっています。

 

で、「せっかく参入したけど思うようにいかなかった・・」「なかなか軌道にのらない・・・」なんて「喪失体験」をする人を大量に生みだします。

 

人間、うまくいかないことは、どうしても力が入りません。で、どんどんと熱量が下がってきます。そこで、「配信する側」の「飽き」が生まれてくるんですね。

 

そんな心持から生まれたコンテンツが魅力的なわけないですから、視聴者が受け取る情報も「そこそこ」になってしまいます。そこで、「受信する側」も、飽きが生まれてくるというわけですね。

 

おそらく、世界がそんな空模様になってからでも、映像配信に参入しても遅くはないはずです。

 

「いまやらないとやばいんじゃないか?」というマインドは、「このままだと乗り遅れてしまう」って恐怖感がおそらく根底にありますよね。

 

飽きずに長く続けていくには、「自分のやっていることに価値がある」という感覚が大切でしょうから、いまのうちにじっつくりとコンテンツを見直して「本当に価値あるものなのか?」をブラッシュアップするのも大切かもしれませんね。

 

うちの会社も5月からは映像配信はじめます。

 


 

 

 

April 14, 2020 | | Comments (0)

2020.04.13

探されるマーケティング

とある日本史の本を読みました。

 

本の切り口が面白くて文章も理解しやすい。著者は私立の大学教授のようですが、どこかに遊び心があって、そのテーマが好きで好きでたまらない感が行間から漂ってくる。

 

「ぜひこの方の講座があれば受けてみたい!」・・・すぐさま、ネットで著者について調べてみました。

 

「大学教授だったら公開講座の一つや二つはでてくるだとう・・」と思ったのですが、講座はおろかご本人情報すら全く出てこず。

 

TwitterにもFacebookにもインスタグラムにも著者の足跡がまったく残っておらず、なんと著者の写真一枚すら見つけることができませんでした。

 

情報がなければないほど知りたくなるのが人情というもの。いまでは、俄然とこの人のことについて知りたくなってきます。

 

さて、いきなり話は変わりますが、世界では「知ってもらうマーケティング」が花盛りです。

 

SNSをはじめとするツールは、「無料で」「誰でも」「いますぐに」自分のことを「知ってもらう」ことができる世界を実現させました。

 

そして、わずか数年で「知ってもらうマーケティング」はどんどんとバブル化していきました。自分自身を必要以上に大きく見せる投稿はどう考えても「バブル」ですし、義務感からSNSへの投稿を重ねるのももう見ても「バブル」です。

 

自分で膨らませた「バブル」は、いつか自分で責任をとらないといけない。これが世界の摂理です。

 

「バブル」を維持するのにはエネルギーがかかります。時にはお金もかかりますし、付き合う必要ない人間関係が生まれたりもします。

 

起業家でしたら、そんなところで無駄なエネルギーを消費するよりも、サービスや商品開発へと回せばいいはず。けど、「バブル」の渦中ではそんなこともよくわからなくなってしまいます。まさに、昭和晩年の日本の景色ですね。

 

ここ最近、「SNSバブル」への清算はあらゆるところで見られる景色となってきている気がしています。

  

そんな時代においては「探されるマーケティング」がどんどん見直されてくるんじゃないでしょうかね。

 

とびぬけた専門分野があったり、他には絶対にない商品をつくっていたり、ものすごい個性的な活動をしている人は、関心をもった人が勝手に探しにくる。で、勝手にお客さんになっていく。

 

実は、「SNSバブル」全盛の時代にもそんな人はごまんといたはずです。

 

けど、そんな方は決して目立たない。なぜなら、「目立つ必要」がないからです。やるべきことをたんたんとしていることが、一番強いということをよく知っているからです。商売の原点回帰ですね。

 

「自分のやっている仕事は探される要素があるか?」

「自分のサービスを探しにやってくる人はいるか?」

 

という問いかけはなかなかパワフル。起業家としての「本質的な価値」がダイレクトに問われますからね。逆に言うと、自分の仕事に「本質的な価値」を感じないと、無理なマーケティングに目を向けやすくなってしまうのも一面の真理かと。

 

自分の価値を感じている起業家は、あんがいと静かなたたずまい。それも、世界の真理のような気がしてなりません。

 

April 13, 2020 | | Comments (0)

2020.04.10

「習慣」を自分の味方につける

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ドラッカー博士(19092005)

 

リモートワーク3日目です。

 

昨日から、何年も通っているヨガスタジオでの瞑想も、新型コロナウィルス感染症の影響からお休みになってしましました。

 

なので、「朝の習慣」を見直す必要に迫られています。

 

朝、決まった時間に起きます。で、いくつかルーティンのお祈りをして、瞑想にいって、会社に行って、神棚をやって、メールをチェックし、喫茶店にいって計画や予定を見直す・・・

 

これは数年かけてできあがった「黄金の(?)習慣」です。これって、習慣づけするまでは大変ですけど崩れる時は一瞬。なので、リモートワークのしょっぱなの目標は「新たな習慣」をつくることに定めました。

 

現代の企業経営において偉大な足跡を残した経営学者・ドラッカー氏にこんな言葉があります。

 

「他の人間をマネジメントできるなどということは、証明されていない。しかし、自らをマネジメントすることは、常に可能である。」

 

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『経営者の条件』PFドラッカー

 

さらに、「生まれつき成果をあげられるようなエグゼクティブに出会ったことはない」と断言したうえで、

 

 

「成果をあげている者はみな、成果を上げる力を努力して身につけてきている。そして彼らのすべてが、日常の実践によって、成果をあげることを習慣にしてしまっている。」

 

と「習慣」の持つ力について本書でまとめています。

 

「習慣」っていうのは、時間がかかります。だから、とても地味です。世の中で流行するビジネスのノウハウとは対極にある世界かもしれません。

 

けど、「習慣」は「自分にとって敵にも味方にもなる」わけです。くれぐれも、敵対したくはないものです。

 

 

 

 

 



April 10, 2020 | | Comments (0)

2020.04.09

正当にこわがることはなかなかむつかしい

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「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎるのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」

 

明治から昭和初期に活躍された寺田寅彦(18781935)の言葉だそうです。

 

新型コロナウィルス感染症の影響によって、世界は大きく揺れています。当社も政府の緊急事態宣言を受けて、8日から在宅勤務となりました。創業して20年目、もちろんはじめてのことです。

 

経営には、「3つの時期」があります。

 

  • なんでもかんでもうまくいく、「上り坂」の時があります。

「何をやっても失敗する気がしない」なんて時期ですね。経営者冥利につきる時期です。

 

  • そして、「下り坂」の時があります。

「仕事の結果がでない」だけでなく、未解決で放置していた問題が火を噴きはじめる時期があります。なぜか、人が離れて行ったり、商品に欠陥がみつかったり一気にいろんなできとごが噴出して火消しに追われる時期です。

 

  • 最後が、「まさか・・」の時です。

「想定外のできごと」ってやつですね。「おいおい、そんな心構えできてないよ」と口にしたくなるような出来事は、やってきます。いやだけど、自然の摂理ですからいたしかたない。

 

今、多くの企業が、この「まさか」に直面している時期でしょう。で、こんな時代には冒頭にあげた「正当にこわがる」センスと知恵が求められると思います。

 

けど、「正当にこわがる」はとてもむずかしいです。

 

なぜなら、「正当にこわがる」ための材料となる「情報」が不確かですし、そもそも感染症のことなどここ何年(何十年?)も考えたことないような人間(=私のような人間)には、専門知識も経験も判断力もないからです。

 

そして、人間には「エゴ」(自我)があります。

 

エゴの絶対使命は「自分を生存させること」ですから、それが自分自身の判断を曇らせてしまう。恐怖や不安に押しつぶされて、「正当に」ができないわけです。

 

そんなとき、「正当にこわがる」をどのように形にしていけばいいのでしょう?

 

・・・わたしは、「心の絶対安静につとめる」ことに尽きると思います。

 

お釈迦様の教えである仏教、インドで誕生したヨーガ哲学、日本古来の信仰である神道・・・こうした古くから続いて人間の支えとなってきた教えは、

 

「『まさか』の際に、『やるべきこと』と『やらなくてもいいこと』の識別をどのようにつけていくか?」

 

を教えてくれるような気がしていてなりません。その道の専門家はなんていうかわかりませんが、小さな会社を経営する一実務者としては「まさか」のときにこれほどまでに使える叡智はないと思います。

 

安静になった心には、「正当に」がやどります。

 

それは、「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」との混乱状態がほどけてきたということです。必要以上に悲観的になったり、買い占めに一喜一憂してみたい「やらなくてもいいこと」にエネルギーを費やして消耗することは、きっと少なくなってくるはずです。

 

「まさか」は、わたちたちから「識別能力」を奪ってしまいます。くれぐれも、「慌て者のおっちょこちょい」にならないためにも、心を平静にして識別能力を取り戻したいものです。

 


April 9, 2020 | | Comments (0)