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2020.04.16

「業界」はこれからどうなる?

新型コロナウィルス感染症は、「業界」ってものの存在を改めて感じさせました。

 

私は占いだとかのカードを出版していますから、たぶん「占いカード業界」に所属しています。でも、業界団体などありませんから、「おたくがメンバーだ」などと誰も証明してくれません。自分で勝手に思っているだけです。

 

で、もっと大きなカテゴリーとしては、「占い業界」に所属しています。うちのカードは占い館にたくさんおいてありますし、お客さんに占い師さんも多い。まさに切ってもきれない関係です。

 

同様に考えると、「スピリチュアル業界」にも所属していますし、「出版業界」の住人でもあるともいえるでしょう。人は、社会から切り外されて一人じゃ生きられない。会社も同様ですね。

 

先月、大手企業が一気にリモートワークに取り組み始めた時期がありました。

 

けど、当社を含め「業界」の多くの会社は思い切った判断ができなかったわけです。だって、判断するための「事実」があやふやですからね。そして、経営基盤だって大手企業ほど盤石じゃないですから、判断が死活問題にもなりかねない。

 

で、いわゆる「様子見」の景色がはじまりました。

 

その後、業界の中で他の会社が動き始めると、一気に流れがやってくる感がありましたね。特に「出版業界」はバタバタバタとリモートワークに移っていった。

 

「あそこはまだ普通に営業してるの?」みたいな空気になっていくには、時間はそうそうかかりませんでしたね。「業界」の人たちの意識が変わる瞬間を垣間見れたようで、それはそれはいい経験でした。

 

それにしても、「業界」って不思議な概念ですよね。

 

普段はライバルのようでいて、緊急時になると「あそこの会社はどうしてる?」って気にしてしまう存在。

 

同じ時代に、同じような商材・サービスを、同じようなお客さんに対して提供しているという運命共同体みたいな存在。

 

競合会社ってのは、言葉を変えていえば「業界の生態系を一緒に作り出している仲間」といえないでしょうかね。「業界」っては、一つの会社が孤軍奮闘していても生まれませんから。

 

これから、「業界」の中で、会社や個人の垣根を超えた協力がはじまっていくでしょう。SNSを見ている限りの話ですが、そんな萌芽はそこかしこに見えてきていますね。

 

そこは、「競争相手が宣伝をすると、自社の売り上げにも影響する」って世界観かもしれませんね。逆を言えば「自社が宣伝をすると、競争相手のメリットになる」ってことです。

 

いずれ、成熟した起業家でないとなかなか踏み込めない世界がやってくるのかもしれません。

 

April 16, 2020 |

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