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2020.07.02

「あやふやなもの」が「世界の真実」みたいな顔していないか?

 

 

私はインドの哲学が好きです。

 

 

なぜなら、頭で考えてもわからないことについて、理解が深まるからです。

 

 

たとえば、「まじめに生きている人が病気で苦しむのはなぜ?」という自問自答があるとします。

 

 

近い人が病に倒れたとき「なぜ、あんないい人が・・」という経験をしたこともある方はいらっしゃることでしょう。で、あれこれと考える。

 

 

けど、このテーマって頭で考えたところで「なるほど!」という答えはでてこないんではないでしょうかね?

 

 

でも、「答えのでてこないこと」に真剣に格闘して、人は苦しむわけです。

 

 

「考えてどうにかなることか?」「考えてもどうにもならないことか?」を見極める知性

 

 

たとえば、インド哲学はこのような視点を与えてくれます。これが自分に落ちるだけで、「生きるエネルギー」をダダ洩れさせずみ済みます。

 

 

そんな私ですから、インド哲学は「ホンモノ」と思っています。

 

 

で、「数千年の昔から続いてきた」「歴史の名前を残すような人が、この知恵を活用した」みたいな情報が、私の信念をより強固にしてくれます。

 

 

でも、世界には「インド哲学」とは対極にあるような考えかたもあるわけです。

 

 

たとえば、「人は自分の欲求に従って生きていくと成功する」という話があるとします。巷でよく聞かれるテーマですね。

 

 

これ、一見すると「そうだよねえ」と素直に受け入れてしまいやすい。

 

 

だって、世界にはそういう「成功者」があふれていますし、そういう人の体験話を聞くと「世界の真理ってのはそういうものなのかな」とも思ってしまう説得力もある。

 

 

「でも、本当にそう??」とインド哲学的に突っ込みを入れていくと、いろいろとあやふやな点もあるわけです。

 

 

•「自分の欲求」で生きることが、幸せに生きることにつながるのかどうか?

 

•「自分の欲求」をそもそも人間は自覚できているのかどうか?

 

•「自分の欲求」といいながら、「他の人の欲求」を自分に重ね合わせたりしていないかどうか?

 

•「自分の欲求」ってのは永遠に変わらないものかどうか?

 

• もし「自分の欲求」が変わるのだとしたら、新たな欲求がでてくるたびに次の成功と求めることにならないか?

 

• 次の成功を求めるのだとしたら、どこまでいけば成功の状態になのだろうか?

 

• そもそも「成功する」っていったいどのようなことだろうか?

 

 

たとえばこんな感じですね。

 

 

わたしは、「あやふやなことがそのままになっている」のを好まないですから、「人は自分の欲求に従って生きていくと成功する」のあやふやさがどうしても気になるんです。

 

 

もっと口悪く言うのであれば、「真実でないものが、真実顔しているのが好きでない」ともいえるでしょうかね(笑)

 

 

自分でも「面倒くさいな」と思うときがあります。でも、性分みたいなものですからしょうがないですね。

 

 

こういう性分の方とお会いすると、無人島で人と遭遇したかのような気分になったりします。少数ですけど、世界は案外といるものですよね。

 

 

July 2, 2020 in 人間が悩むということ人間の認知について言葉について |

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