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2020.07.09

「自信がない」を考える

各地で講座をしていると、「よく聞かれる質問」というのがあります。

 

 

その代表的なものの一つに「自信がないんだけど、どうしたら自信がつくか」です。

 

 

自己啓発本をめくると、いつくか答えのパターン(?)があるようです。

 

 

・「自信なんて持ったもの勝ち」と相談者を鼓舞する

 

・「自信なんて行動しているうちに生まれるもの」と行動を促す

 

・「自分の持っているものに改めて気づけば自信がつくよ」を自己価値に気づかせる

 

・「それは困りましたねえ。だったら行動もできませんよね」と寄り添う

 

 

ざざっというと、こんなところでしょうか。(もちろん、ほかにもあると思います)

 

 

私のスタンスは、「何か行動を起こすときに、そもそも『自信』って大切ですかね?」です。

 

 

「自信」という言葉がいつから生活に入り込んできたのかは、私は知りません。けど、なんとなくなのですがごくごく近代じゃないかな、と思うのです。

 

 

過去に、昭和の時代の経営者の本をたくさん読んだ時期があります。その時の記憶では、「自信」に言及していることってほぼなかったんじゃないかな・・・

 

 

いつかこの辺のテーマはきちんと調べたいですけどね。

 

 

現在のように「行き過ぎた資本主義」では、消費者を「自信がない状態にしておく」ことで利益を上げる構造があります。

 

 

・仕事の能力に自信がない。なので、手に職をつけるために資格を取ろう。

 

・自分の容姿に自信がない。なので、身体にメスをいれて美しくなろう。

 

・健康に自信がない。なので、サプリメントを摂ろう。

 

 

みたいな感じですね。

 

 

中には、「消費者の自信のなさを炙り出す・自信のなさを煽る」ような会社もありますから、要注意。

 

 

消費者である私たちは、「あなたは自信がないんじゃないですか?」という企業が発するメッセージを無意識に受け取っていることになりますからね。素直な人であればあるほど、この呪縛にはまるわけです。

 

 

「行動や活動をするのに、自信は無関係」

 

 

くらいに思っておいていいと私は思いますよ。だって、よくよく見つめてみれば「自信」なんて実態がないですもの。

 

 

「ことわざ」の辞書をみると、「自信がない人に自信をつけさせる言葉」はほとんどないことに気づきます。

 

 

その一方で「思い切ってやる」という言葉はたくさんありますね。

 

 

 

「当たって砕けろ」「案ずるより産むが易し」「清水の舞台から飛び降りる」・・・などなど。まだまだたくさんあると思います。

 

 

古い時代から脈々と続く生活の知恵「ことわざ」を読む限りは、「自信があるとかないとかいうのはナンセンス」という結論がひもとけるのかと。我々が、頭で「あーだこーだ」と考えるよりも、人生の真理が語られているとわたしは思います。

 

 

July 9, 2020 in 人間が悩むということ人間の認知について仕事のことについて |

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