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2020.07.28

「SNSでガンガン宣伝するのがよい!」を考える

 

たまに経営相談を受けることがあります。

 

 

最近よく聞くのが、SNSでガンガン宣伝するのがよいと経営コンサルタントにアドバイスをもらったのですが、どうも気分が乗らなくて・・・」ってやつですね。

 

 

「ガンガン宣伝」は一見するといい「アイデァ」に聞こえます。SNSでしたら無料ですし、時間をエネルギーをかければ努力次第でなんとでもなりますしね。

 

 

でも、「万人に対してこの方法が有効か?」というとビミョーでしょう。

 

 

だって、人によって「能力」や「性格」、「やりたいこと」や「やりたくないこと」が違うんですから。

 

 

私は経営コンサルタントには大変にお世話になった一人です。ビジネスは一人ではできませんから、アドバイスをいただくのはとても有益なことだとも痛感しています。

 

 

けど一方で、「経営の実態とはそぐわないことを、アドバイスの名のもとに、したり顔で語る」人が多いというのも経営コンサルタント業界の真実ですね。

 

 

そういう人たちが生計を成り立たせることができるほど、経営という業界が複雑怪奇で摩訶不思議な世界ということなんでしょう。私を含めてだれしもが、「答え」が欲しいのですから。

 

 

仮にみなさんが「ガンガン宣伝するのがいい」とアドバイスを受けたら、この手の質問をされてみてはどうでしょうね?その経営コンサルタントの「力量」の一端がみえてくると思いますよ。

 

 

  • SNSは誰にでもできること、だったらすぐに競争が発生してしまうんでは?そんな空気感にSNSの参加者が嫌気を感じている現実はないでしょうか?「見ているだけで投稿はしない」という人が多い今のSNSがそうした状況の真っただ中あるのでは?

 

  • SNSは誰にでもできること、だからこそ発信者の「表現能力」が大切なのでは?客観的にみて自分にはその力が備わっていると思うか?

 

  • SNSは誰にでもできること、だからこそ「やらないという手段」も取れるのでは?それが周囲との「違い」をつくることでは?仮に私がSNSをやらないのであれば、どんな告知戦略がとれると思うか?

 

  • そもそも、「見ているだけで投稿はあまりしない」という読者も多い現在のSNSに、媒体としての価値があると思うか?

 

  • そもそもSNSで発信するよりも、「どんなサービスを提供するか?」を考える方が大事じゃないか?そもそも、SNSは単なるツールであって、昔でいうとダイレクトメールのはがきのようなものではないか?「戦略」と呼べるような高い概念のものになりうるのか?

 

 

ざざっとあげてみましたけど、こうした質問を通すと有益かと思います。コンサルタントには嫌われてしまうかもしれませんけど。(本物のコンサルタントはこの手の質問を大歓迎するでしょうけど)

 

 

そもそも、私にとって経営コンサルタントは、情報を一方的に与えてくれる存在であってはなりません。

 

・自分の疑問、質問をぶつけられること。

 

・質問や疑問対して、真摯に答えてくれる姿勢と能力があること。

 

・その対話の中から生まれる創発に価値を置く人であること。

 

 

そんな人でればビジネスにもとても有益な投資となることでしょう。そのような人はたぶん「誰でもかれでもSNSをやりなさい」などとは言わないはずです。

 

 

経営の世界がそんなに単純でないと知っていれば、当然そうなりますよね。人の数だけ、ビジネスの形があるのですし。

 

 

July 28, 2020 in 経営をするということ人間が悩むということ仕事のことについて |

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