【備忘録】2021年9月の読書
最近の関心テーマは、キリスト教です。
「なぜ?」とか「どこが?」といわれると困るのですが、「アンフィニッシュドにしていた勉強テーマ」だったといえるかもしれないですね。
いつか勉強しよう、いつか勉強しようと思いつつ、どうしても後回しになっていたということです。ヨーロッパを旅していた時に「ああ、キリスト教がわかればなあ・・」と思ったことも一度や二度ではないですしね。
- 『サラ金の歴史』(小島雇平著)
サラ金業の歴史を通して、「環境変化に陥ったとき起業はどう対応するか?」が学べる秀逸な本です。サラ金の経営者ってのは仕事の内容はともかくたくましく、頭がいいですね。
- 『沈黙の力』
『悲しみの流儀』
『日本人にとってキリスト教とは何か?』(以上、若松英輔著)
今月は、若松先生の本をよく読みました。そこから派生して、若松先生がおススメする遠藤周作先生の本をひさしぶりに手に取りました。私この先生の「多く読むよりじっくり読む」って姿勢がとても好きです。速読って散々習いましたけど、ナンセンスだなと最近は思います。
- 『聖書を読んだら哲学が分かった』(MARO著)
とてもいい本でした。トマス・アクイナスのキリスト教神学には、アリストテレスの哲学が土台になってますよね。そもそも、宗教と哲学って目指す世界が似ているような気も・・。
- 『世界一ゆるい聖書入門』(上馬キリスト協会著)
入門者にはおススメですが、後述の山本先生の本の方が私は好きです。
- 『バガヴァッドギーター3章』(スワミ・ダヤナンダ師)
英語の講義録の翻訳です。英語で読んでみたので、2か月ほどかかりました。ギーターの一詩節、一詩節ごと丁寧に解説してくださいます。3章はカルマ(行為の)ヨーガ。インド哲学を深めるにはお勧めです。
- 『一人で生きる』(中野信子・荒川和久)
孤独担当大臣というのがイギリスにはいるらしいですね。そんなところから派生して、読んでみました。「孤独市場」ってのは将来、大きなビジネスになるかもしれないですね。アイデァがある人はぜひ。
- 『コヘレトの言葉を読もう』(小友聡)
ここ最近の勉強テーマの一つが聖書。「なかなか分かりにくい」といわれコヘレトの入門ガイドです。
- 『私にとって神とは』
『深い河』
『海と毒薬』
『沈黙』(以上、遠藤周作著)
キリスト教を勉強する流れで、遠藤周作先生の本をまとめて読みました。『深い河』は再読です。インドへ旅をしたくなります。バラナシにある安宿・クミコハウスがでてきているのもよいです。(わずかですけど)『沈黙』は映画にもなりましたね。映画と本と、衝撃が伝わってくる場所が違うように感じました。
- 『キリスト教の核心を読む』(山本芳久著)
「キリスト教って何?」を示した本はたくさんあるけど、私が読んだ中ではぴか一の本です。著者は東大の先生で、キリスト教神学の研究家です。「分かりやすい」とはこういうことなのか・・・を感じさせる作品。めちゃ勉強になります。
- 『沈黙』(T・H・ナン著)
若松先生がおススメしているので読みました。仏教の有名な先生ですが、先生がまとめている他の本と代り映えしないような気がしました。まあ、教えというのはそんなものなのかもしれないですけど。。。
ビジネス書も何冊か手を出したのですが、どれもこれもビミョーな本でした。宗教や哲学の本に触れていると、どうしてもビジネス書の持つ「浅さ」とか「薄さ」みたいなのが気になるんですよね。
そもそも目的やテーマが違うことは承知しているのですが。。。
ともあれ、こんな一月でした。
October 19, 2021 | Permalink | Comments (0)