これからの時代 企業のステータスとは?
「お前は28歳か!なら、なんだってできるじゃないか!」
ミャンマーのバガンで知り合ったイタリア人。半年はフルーツピッキングの仕事でお金ためて、あとの半年は旅行をしているという。もうそんな生活を15年くらい続けているそうだ。当時、彼は35歳。40ちょっとまでは今の生活を続ける、と息巻く。
海外に行くとそんな人がごろごろしている。そんな人の生き方に触れるたびに自分の中で何かが変化をしていく。「そうだ、28歳はまだまだ何でもできる年なんだ!」と、強がりでなく本心からいえるようになっていく。
会社を辞めて立ち止まった。それは、急行から各駅停車の電車に乗り換えたような感覚だ。いままで速すぎて見えなかった世界がそこには広がっていた。様々な価値観を持った人がそれぞれの価値観で生活していることに気が付いた。
突っ走るのも人生、のんびりとまわりを見渡すのも人生、と思った。当時の僕はいずれ近いうちに突っ走る人生を進むだろう、と旅を続けていくうちに何となく感じていた。
旅を続ければつづけるほど、何かを考えたり、企画や計画をたてたり、お金を稼いだり、、何かを積み重ねていく中からえられる感激を渇望している自分に気が付いていたのだ。それはアンコールワットやモンゴルの大草原を見た感激から得られるものとは異質のものだった。
それらを叶えるのは仕事しかない。その思いは予感から確信へと変わっていっていた。そんな自分だからこそ、ゆっくりと周りを見渡しながら生きていくこの時期が重要だと思ったのだ。
ただただ、焦る。年齢がどんどん重なっていく。スキルが積み重なっていかないような不安感。周りが次々と偉くなっていくような錯覚。それをかき消したのが、先のイタリア人の言葉などだ。
今、僕が経営する会社はこうしたイタリア人でも働いていけるような組織体をめざして奮闘中。そんな社員が存在することが会社のステータスであり、成長の源である。そんな時代は確実に近付いている、と思う。
March 14, 2005 in 旅で知り合った人 | Permalink | Comments (0) | TrackBack (0)
有限会社ヴィジョナリー・カンパニー 大塚和彦


